レビュー一覧

ずっと電子化を待っていました。おそらく評価が真っ二つに分かれる作品だと思います。私は好きです。新撰組の斎藤一と、幕末の戦に巻き込まれて親を亡くし異国のパン職人に引き取られた少女の、お話です。幕末の後、明治のはじめを、生き残った新撰組の人たちがどのように生きるのか。そこに、日本に入ってきたばかりの西洋料理を学ぶ少女・明（はる）を中心に据えて、話が展開していきます。私は料理物が好きですし、新撰組も好きですし、斎藤一も大好きなので楽しく読めました。どうしてこれが評価が別れると考えるのかと言うと、上記の設定がかなり目新しく（だからこそ樹先生らしいと思うのですが）、人によっては「こんなの斎藤一ではない！」と思われるのではないかと。まだお話は始まったばかりで、斎藤一の会津での出来事もわかりませんが、これからがすごく楽しみです。

あら〜〜〜食わず嫌いでした。１巻無料で読んだら面白い。びっくりしたです。なんだか、パンのいい匂いがしてきそうな…

チケット代が高いので迷っていたのですが、1巻を読んだら止まらず一気買いしてしまいました。樹さんの作品は男性キャラクターが麗しいので、ホント眼福！

新しい時代が幕を開け、西洋のパンに出会ったヒロインがパン屋さんの修行に健気に励みます、というだけで十分少女漫画として成立するしむしろそのほうがテーマ的にもスッキリしそうなのに、ここにあえて幕末の動乱を生き残った（というか生き残ってしまったというか死に損なったというか）後の斉藤一をかけあわせるというなかなか異色の取り合わせ。最初は作品の方向性がどこを向いて進むのか全く予想がつきませんでしたが、ベテラン作家さんだけあって、それぞれのキャラのこれまでの人生を踏まえてうえで、彼らがこれからの人生をどう生きていこうとしているのか、人間模様がうまく描かれていると思います

刀の持ち手が逆で読む気が失せたとコメントがありますが、斎藤一は左利きとの説がありますので、樹先生の間違いではなく、その説にのっとって描かれたのでしょう。その証拠に他の侍は腰の左側に剣を差しています。斎藤だけ右側に差しています。表紙でもそうです。きちんと書き分けているので、よく見てからコメントなさってはどうでしょうか。

元々花咲ける青少年の頃から大好きで、久しぶりに読んだらはまってしまいました。オススメですよ！

キャラがしかっりしていて、ストーリーも面白かったです。続きが気になります。

散切り頭を叩けば文明開化の音ってやつですね。

別の作品の斎藤一のイメージを壊したくなくて敬遠していました。「でもでも樹先生の作品だしな〜ハズレってことはないだろうな〜でもな〜」とずっと悩んでました。そして一巻無料になってるのをみつけたとき、「違う」と思ったらやめようと読み始めるとノンストップでした。やっぱり別の斎藤一だけど、違うとは感じませんでした。こっちの斎藤一も良い！私にとってどっちも斎藤一だ！

絵が綺麗でストーリーもしっかりしています。初めて読んだ作家さんですが、別作も読みたい、と思わせてくれます。