レビュー一覧

ウィロウ２５歳×シアン２７歳。数年かけて『ふうふ』らしくなっていきます。シリアス半分以上、笑いと涙と濡れ場もありますよ。可愛いげがあった幼少期→過酷な思春期→冷静沈着な本編→本性発揮の外伝では、本編での麗しく冷静で常識人風のシアン様像は大崩壊(笑)ウィロウはバカっぽく可愛いのに人間ができていて男らしいです。本筋はシェブロンを揺るがす行動に出たシアンの思惑と不器用な恋ですが、他にも見所満載。13歳のシアンを可愛がり苛めする17歳のアージェントは新鮮で、シアンとエールとルリとアージェントの微笑ましい時間があったり。シアンのアージェントに対する想いにドキドキハラハラ。セージとアージェントも隅の方でイチャラブしてます。美しく成長した20歳前後のセージとガゾンの美人2ショットが見たい方は、書籍の裏表紙をチラ見してくださいね。美味しいです！余談ですが、webで掲載されていた青視点がなくなっていて残念。幼いエールが舌ったらずに｢にに｣って呼びながら格好いい兄(青)の後ろをついて回ったり、母親の悲劇があったからこそ、アージェントはエール命になったのに。そこを知らなければ、ただの行き過ぎたブラコンにしか見えず、よりシアンが不憫です。シャトランジ大会中のセージとのデートや狼KISSも。いつか出版されますように。

容姿端麗頭脳明晰で変人変態なシアン様は、可愛いやらウザイやら恐ろしいやら。そんなシアンを四苦八苦させたりメロトロキュンにもさせられるウィロウ。面白かったので☆５つだけど、エールのいた日々を知れば知るほど、ルリへの不満が増加中。エールを守ることに心血を注いだアージェントやシアンの心境は言わずもがな。恋人の悲劇の記憶を抱えながら、王としても女としても、強く凛々しいパーピュアの孤高な姿が美しくて切なかった。（エールは兄に似ている女性を愛したのねｗ）かたや、ルリは、アージェントにもエールにも“女性として”愛されてないのに青の姫としてぬくぬくしてる(ルリのその後は語られてませんが)と思うとなんだかなー。紫の女として虐げられたことで心が不安定だったとしても、嫉妬心に苛まれて人に刃を向けてよい理由にはならない。奴隷だったセージもパーピュアもガゾンも、性的虐待を受けた過去に心を砕くことなく生きている。子を産めない体にさせられたパーピュアと罪を封印しエール(と思い込んだ男)との子を産むルリ。なんだかなー。唯一無二の親友を奪われたシアンが、アージェントに異議を唱えたら勘当されたことも。兄弟共にルリに甘い理由やアージェントが女としてルリをどう思ってるかは、小冊子｢鈴にまつわる～｣とWeb公開時の外伝で知れましたが。小冊子｢鈴に～｣と｢４人の敵と～｣では、アージェントはセージといかにして愛し合い生きていくかしか眼中になく、ルリの存在は丸無視。だけど、テンラン姫のように青の王に唯一愛された姫として王史に刻まれるのはルリかと思うと…。真実を思い出し心を壊したとしても、それが罰であり、罪を償わせて違う形でルリを守ればよいのに｢パーピュア以外は抱かない｣と言ってたエールの想いをねじ曲げてまでエール(と思い込ませて)の子を産ませたのは何故！？罪人で精神的に不安定な青の姫とその王子は危うい存在なのでは？ルリのしたことが黒の王に知られたら強請られるよ！ルリが姫になってからは他の女を下げるほど気を使っていたのに、王都に出て行ったらセージと心置きなくラブラブしてるけど、もし、ルリが(エールと思い込んでいる)青の王が愛しているのはセージなのだと知ったら、どうなっちゃうんだろ!!わ～面白い!!!ルリの件をどうにか決着つけてほしい！というわけで続編希望ー！

シアンの本編とのギャップとウィロウの男らしさに一巻はにやにやして読みました。二巻は少しラストにつれてダレたかな？シアンの葛藤が人間らしくてウィロウがハッキリと考えを伝える真っ直ぐな人で救われた。しかししつこいかもですがルリにモヤモヤしたまま…。今だ定期的に通って肉体関係もあると思うと本編でセージが泣きながら自分だけを求めてほしいと言ったシーンとラストのそれに対する答えのシーンは何だったんだろうと。そもそもエールは二人がこんな風に犠牲になる事を望んでないと思うしパーピュアの事を考えてもルリの処遇は納得出来ないまま。犯罪人として殺さないでって意味であって思い出した後の行動は本人次第で良いのでは。浮気とは違うし気持ちの上ではセージだけを愛しているからセージは幸せだし納得してるから私が拘り過ぎなんでしょうか。でもお前の代わりはいないって気付いたんだからエールとの約束よりセージとの幸せだけ守って欲しいし、じゃないならあの台詞は何なんだってなる。エールとの約束ってこんな形で二人が義務を負うことじゃないよって気付いて欲しいので続編でキチンとルリの問題を解決して欲しい。長らくWebの続編は放置されてますが出、出ますよね？出さないは無いですよねっ？不憫が好きでもそこはキッチリ解決して下さい。そこで言うとウィロウはいつも大事な事を分かっててぶれないで時に間違いそうなシアンをしっかり繋ぎ止めて揺れないように受け止めるので青の王より余程かっこいいなと思いました。どちらが良い男かというと断然ウィロウ(笑)私生活ではずっと悩み孤独で満たされなくて本当はずっと人間らしかったけど本編では見せられる人がいなかったシアンが全部受け止めてくれるウィロウに会えて良かった。

「ふうふ」…シーちゃん可愛い！！本家よりこっちの方が好きです！！！ウィー君頑張れ。エロいし、ギャグあるし読み応えは充分。何回も読み返しちゃいました。

シアン、めんどくさ！青、責任とってよ！いや、もう近づくな！ウィロウ、任せたよ！シアン、もう大丈夫だからね！あ～面白かった！けど、永遠にエールが戻ってこない事実、傷つき続けたシアンの心を思うと辛いなぁ。ウィロウ本当にありがとう。Ⅰ巻…シアンとエールの友情＆青とシアンの愛憎劇＆シアンとウィロウのコメディ。エール溺愛の青が非情で心痛かったけど、弟を守るために徹底的に手を尽くす青はかっこいい。Ⅱ巻…シアンの野望、その策、取り巻く人々が入念に描かれています。感情面が未熟で間違ってばかりのシアンは色々と酷いけど、彼なりに懸命に生きて恋をして、可愛く愚かで人間らしくなっていきます！切実な思いに涙がぽろり。初恋を巻き込んだ野望の終着点はお見事です。エール×紫の悲恋話、青×緑も所々に！若き青＆シアンの美麗なイラストも！皆様もぜひ～！

5人の王でウィロウとシアンさんのやり取りが好きだったので、2人のお話が読める！と思い、うれしくて即購入しました。寝る間も惜しんで読んで、読み終わったあとも何回も読んでいます。内容ですが、シアンさんがすごーくめんどくさいです。でもそこがいい。今までなったことのない気持ちになって戸惑って、性格とかプライドが邪魔して素直になれないから騙してからかってウィロウが焦ったり慌てたりするのを見ることで自分のことをちゃんと好きだって確認するのが愛情表現です。シアンさんが思ったことをちゃんと言ってたらそれはもうラブラブカップルのはずなのに、伝わらなくて喧嘩して離れて仲直りしての繰り返しでやきもきします（笑）あと愛称で呼び合ってる2人はほんときゅんきゅんしました！最後のシアンさんが抱いて欲しいって懇願するのはとてもよかったですができればちゃんと準備万端の状態でしてほしかったなぁと思います。あとシアンさんが口淫するとこが切実に読みたかったです！！

シアンとウィロウの話が読めて良かった～とは思うんだけど、シアンのキャラが変わりすぎてて少しガッカリしたので、★マイナス1で。シアンが他人の心の機微や恋愛に疎すぎて、女々しいというか、ツンデレのツンが強すぎてデレは高圧的で好きになれなかったです…。その代わり、ウィロウが思いのほか常識人で男らしくて優しくて懐が大きくて仕事ができて、かなり株が上がっちゃいました!!!青とシアンが出合った幼い頃の話は、サブキャラ含めて関係性が分かりやすくて良かったです。ただ、北方での戦いは駆け引きや陰謀など、少し凝りすぎてて眠くなったので、もう少し短くても良かったのでは思ってしまいます。時々、青×緑が出て来るのが嬉しかったけど、Webで掲載していた青視点や、シャトランジのお祭りデートの話などは入っていなかったので、外伝Ⅲが出ることを期待してます！

1巻を読み終えた時には絶対星5！と思っていましたが、2巻は青×緑がほとんど出て来なかったので(´･_･`)… 物語の隅でもっとイチャイチャしてて欲しかった。離れちゃったからなー。3巻が出れば星5になるかも。切ない本編に対してコメディ多めで何度も吹き出しちゃう程、楽しかったです。が！シアンのキャラが変わり過ぎ！本編で青が「シアンはダメ人間」と言っていたのが伏線だったの？もっと、出来るシアン→ダメシアン→出来るシアン→ダメシアンとギャップに振り回されたかったです。欲張り過ぎかな？そしてウィロウの株爆上げ！元から好きなキャラだったけど更に好きになりました。絶対買うので3巻出して下さい！

うーん…私はこれはなしだなぁ。シアンが別人すぎて。本編でも別にシアンファンではなかったけれど、それでも下巻の崩れっぷりにいたたまれなくなりました。シアンなのに頭すごい悪いし下品だし…。「もうこれは別人だ」と思って読んでも、普通のキャラとして読んでもきつい。あんなアラサーいない。気味が悪かったよー。反してウィロウは株相当あげたんじゃないかな。女子にとって理想の彼氏、旦那といった感じ。あぁこういう彼氏が欲しいんだろうなぁ、ワガママ言って振り回しても辛抱強く我慢して愛してくれて…そのせいで余計にシアンの意味わからなさに拍車がかかるのだけど。あとがきで「ウェブの目立たないところで発表していた」とあるから、裏話というか、作者による同人化、パロディーの意味もある作品だったのかな。それを同じラインで商業化するって、ある意味すげーな。

本編の２人より気になっていたシアンとウィロウの話ということで、待ち切れずに紙媒体で購入しました。他のかたも書かれていますが、本編のクールなシアンとはだいぶ性格が違います。まあ脇キャラだったので、本当はこんな性格なんだと言われればそうかもですが、個人的には本編のシアンが好きだっただけにショックの方が強かったです。ウィロウはそのままだったので、そこが救いでした。こんなシアンなら読まないで、自分の好きなイメージをたもっていた方が良かったかな~と思わなくもない内容でした。