レビュー一覧

作者買い即決です！この作者様の作品は絵はもちろん、内容もハズレがないので個人的には安心して読めます。胸キュン必至！期待を裏切りませぬ。

もう読む気はかなり失せていたのですが(ごめんなさい)、だいぶ進展するらしいというのと、あと半分以上は惰性で4巻読みました。たしかにイチャイチャはかなり増えた…けどちっとも萌えない…何を目指してるのかわからないのです…。本格的な歌舞伎モノというわけでもない、恋愛のドキドキや色気を楽しむものでもない、楽しく読めるラブコメとしてならこんなに引っ張る必要もない、なのに終わる気配もない。せめて1巻でやめておけばよかったなぁと今は思います。

イサク先生作品は好きなんですが、色々理由があり本作は購入を控えておりました。ですがせっかくのキャンペーンということでレビューを見ずに先入観なく読むことに。さて感想です。どうやら私は、もうイサク先生作品を楽しめない感覚になってしまったようです。気軽に読める良いラブコメだと思います。キャラもお得意のツンデレ受けですし序盤からイチャイチャしてるのも良いです。ですが失礼を承知で申し上げますが、読み物として楽しくないのです。設定やストーリーやキャラの関係性をただただ言葉で説明していく。これは引っ張って後の展開で使うのかな？という要素も次の瞬間キャラが喋って説明している。私は一体何を読んでいるのだろう、これはプロットかな？という印象です。私は漫画が読みたいのです。画集を眺めたいなら漫画を買いはしませんし、文字が読みたいなら小説を買います。歌舞伎という題材も難しいとは思いますが正直失敗だったのではと言わざるを得ません。綺麗な絵が描けることと、画力があることは全く違います。画力とは絵に込められた情報量の多さ、ひいては説得力のことではないかと思います。絵が綺麗でなくても画力のある作家さんは多々いますし、もちろん逆も然りです。そして歌舞伎という題材は絶対的に画力が必要で、残念なことに私にはイサク先生は絵は綺麗ですが画力があるとは思えません。演じるシーンでのなんとも言えない迫力の無さに「しょぼいなあ」と真っ先に思ってしまう時点で、もう私はこの作品を楽しむ土台に立っていないのでしょう。今まではサラリーマンや学生など、画力がなくとも絵柄が好みであれば楽しく見れてた設定が多かったので良かったのですが…。あるいは、歌舞伎設定はあくまで添え物でBLとしての萌えだけを全力で追ってくれればまた違ったのかもしれません。けど過去作で1巻の中に込めてくれていた萌えるシーンや要素の多さと比べ、近年の作品はあまりに薄くはないでしょうか。1巻で何が起きたの？何の話だったの？と振り返った時、「なんかキャラが喋ってたな」と思うだけで思い出せるシーンもエピソードもありません。萌えに特化もせず読み物としても微妙、そうなるとさて何をメインに楽しめばよいのでしょう。かつてのイサク先生が描いていた作品はこんなにも薄い内容だったでしょうか。まるで別人が描いてるかのような劣化具合に疑問が尽きません。

作者買いしました。内容はなんとも微妙な…「ぴ◯と◯な」と どうしても比較してしまうジャンルなので。夏目先生作者買いで初めてちょっと後悔しました…

良くも悪くも夏目さん。。安定の飄々としたデキる攻×キャンキャンツンデレ受。買いますよ、読みますけどね。面白かったですよ。でもやっぱり飴パラのつづきが読みたいよと思ってしまう。

作者買い〜〜そして、イマイチでした‥‥BLとしても、歌舞伎ものとしても、薄い感じがしました。某有名歌舞伎少女漫画の方が萌えるなぁ。まだ一巻なので次回に期待して星３つで。

BLとしては絶対に手を出してはならない禁断の果実「梨園」に手を出してしまったかぁ〜。梨園じゃなければ青春コメディとして良かったと思う。例えば演劇とか…。梨園の御曹司に求められるのは世継ぎです。時代錯誤も甚だしいのですがタニマチ様が許さないのです。だからこそラブリンと紀香とか最後まで揉めた訳だし。いや、ラブリンなんて養子だから御曹司じゃないのに嫁に対してあんなに外野がうるさい世界。こんな現実の事いっちゃったらBLなんて描けないだろうけど絶対に切り離せないんだよね、梨園物だったら。と歌舞伎好きなのですいません。そういうこと知らなければ楽しめたと思います。でも「ぴんと◯な」っぽいとは言わざるを得ない。コメディタッチの梨園って共通点じゃ仕方ないかな。

同い年で同じ事に取り組んでいる２人。片方はライバル視しているが、もう片方はいつも飄々としている…しかし実は…。とまぁ、ライバル物でありがちな話ですが、それを歌舞伎という舞台でやるのが面白い。１冊丸々メインの２人の話ですし、展開はゆっくりですが続き物という事で次に期待です。残念なのが、夏目さんのさっぱりした絵柄では歌舞伎独特の色気や雰囲気があまり出ていないこと。選んだテーマの事を言ってしまったらおしまいですがね笑

出れば問答無用で購入しちゃう作者様ですが、毎度のことながら話運びがうまいなーと思いますね。もちろん話に好みがあるので全ての作品が高評価というワケにはいきませんが、この作品では改めてそれを実感しました。しかも今回は業界モノなのでこれまで以上に仕上げるのが難しいんじゃないかと思いますが、うまく分かりやすいようにアレンジされててスラスラと読めました。業界の人から見れば浅い知識に見えるかもしれませんが、我々素人にはこれで充分だと思います。また、この作者様は３巻以上の長編もない代わりに余計な短編などがないのが特徴であり、この作品も丸ごと一冊同じ話です。続きモノということで１巻だけの感想になりますが、バランスの良さなど見事なもので大満足の五つ星です。

ＢLではないような…。男の子二人がそれらしい素振りをして、後は読者の妄想で補完するタイプの、普通の漫画のような気がします。ＢL要素よりも歌舞伎の説明が多くて残念でした。歌舞伎に興味は無いけど、夏目イサク先生の作品ならきっと面白いはず！と期待しすぎて、無意識にハードルを上げてしまったのかもしれません。ただ、飴色パラドックスなら一巻の最後で二人が結ばれる展開まで行くので、同じくらいの展開の早さは欲しかったです。歌舞伎漫画を読みたいのではなく、夏目イサクワールドを期待していたので…。