レビュー一覧

俺様な王様ジクムントがデレ甘です。過去のいきさつのせいもありイオリはより清廉であれと心がけて自分を律している軍人です。二人はボーディングスクールの同窓生でもあるのですがイオリは過去に彼に拒絶されたと思い深く傷ついています。当時は二人とも自覚していなかった様ですがその頃から想い合っていたような気がします。再会してからジクムントは心も体も自分の方ものにしたいと思っているのですがまず体から篭絡しようするので、それがイオリの地雷を踏んでいるのでなかなかうまくいきません。俺様が甘い言葉で本気でぐいぐい口説くのですがそれがイオリにも読み手にもあまり真摯に伝わって来ないのが残念です。最後まで読むと本当に一途だったんだなとわかります。ジクムントの持つ前向きで明るくフラットな心がイオリの過去にこだわり自分を卑下してしまう部分を払拭してくれて本当によかったと思いました。もっとシリアスで辛いお話なのかと思っていたのですが甘々なお話で読後感もよかったです。笠井あゆみ先生のイラストが本当に美しく眼福です。

初めて読む作家さん。王道中の王道でしたが、面白かったです。エッチもそこそこ有り、もう少し波乱があるかと思いきや、ずっと甘々でした。

特殊な能力を持つ王子さまにほだされて…て感じでしょうか。龍が良い味だしてます

ジークとイオの少し間抜けなやり取りが何とも和みます。ただ少しダラダラと話が展開するのが残念でした。

いろんなところで高評価だったので読んでみましたが、攻めも受けも地位や役職、年齢にそぐわない話し方で違和感がものすごい。とにかくこの点だけで読むのがつらいです。品がないと感じてしまいました。イラストは独特でこの画家さんの持ち味なのでしょうが、主人公たちの容姿の描写と一致してないような気がします。こんなに似せなくてもいいものなのかと心配になるくらいでした。ストーリーも特筆するところはなく、流し読みでも充分理解できるくらいです。高評価の中こんな低評価ですみません、が、かなり期待外れだったので…。小説でハズレにあたると漫画以上にがっくりきてしまいます。

いつかの時代、ヨーロッパらへんの国という設定だそうですが、たまに時代錯誤なセリフがあります。作者によると頭をゆるーくして読んでくださいという事なので、その辺は読みやすい文体にする為だったのかなと思います。自分を汚いと思い込み、意地っ張りで天邪鬼な主人公ですが、東洋の血が混じっているという事でとても感情移入できました。生きるために生きているというスタンスだったのが、ジークとの再会によって他人を幸せにする為に生きて行こうと思うようになる主人公イオリ。最後には自分の事も好きになれます。まさにタイトル通りなのですが、竜はちょっとしか登場せずその存在も謎が残りました。しかしトータルで評価すると面白かったです。

物語としては、好きなのですが少し展開が強引かなー

絵も素晴らしくお話もファンタジーらしく壮大ですが会話の掛け合いが面白く楽しめました。シリアスな事もあるのに、辛くとも誰も恨まないストイックな受けが可愛いです。

評価割れてますが自分は好きかな。ドラマ性も竜の存在感も確かに少なめですが、ツラい過去があっても周りの人達のことを助けたいって思うイオが最後すごく幸せそうなのは読んでて心地よかったです。

少々盛り上がりに欠ける印象です。前半かなりのページがHに使われますが、あんまりエロく感じませんでした。受のトラウマもその苦しさがあんまり伝わって来ません。強引に及ばれちゃいますが痛々しくないのは良いのですが、気持ちとかもあまり伝わって来ないかな。受の性格は気が強くって女々しくないのは好印象。笠井先生の挿絵も少なく珍しくエロくない(笑)表紙が一番エロいです。