レビュー一覧

過去にいじめられた攻めが、いじめの筆頭だった受けに自分の素性を隠し復讐するという流れで話が進んでいきます。自分がされた虐めの内容をなぞり恨みを加味して複数に電車で陵辱させたり（挿入はなし）夜の公園で犬の真似事をさせたり、自ら覆面してレイプしたり、屈辱や羞恥を存分に与える攻めは度を超していて鬼畜とも言えるけど、嬲られる受けを見てるうちに奇妙な感情を覚えます。そして虐めたキッカケや受けの当時の事実を知り、自分のしてきた行き過ぎた復讐を悔やみ謝罪しお互い昔から好き合ってたという流れであまあまモードになっていくのかと思いきや、日記のくだりで戦慄した...うわ、ヤンデレというかこの受けは悪魔だと思ってこれで終わったら評価が低かったと思うんですけど、ここからの流れがまた...！父親からの性的虐待や家庭内の問題で少しずつ少しずつ捻れて壊れていった受けが愛情を信じられずに憎しみこそが一生モノだと思い込み、アーサーの憎しみを煽ってずっと側にいるために仕組んだ壮大な計画だったとは。アーサーも冷静に観察して憎んでいるフリをして、ひどい仕打ちをする。それでもいつか自分の本当の愛をわかってもらうために...タイトルの意味がようやくわかりました。アーサーがめちゃくちゃ健気ってことですね...臨が気づいてくれることを切に願います。

臨は、ある意味本当に心が壊れてるんっしょうね。幼少期の虐待はトラウマを残しても仕方ない。ただ、アーサーもわかっててだまされてあげて。いつか伝わると良いですねー（≧∇≦）

単純な復讐劇ではない、歪みきっているのはどちらでしょう大会になってしまってるところが闇深くて切ないというか虚しくなるというか。たぶんハピエンなんですが、どうにもモヤる読後感に星は３個にさせてもらいました。

よくある復習劇かと思いきや、最後に裏切られました。本当は両思いらしいのに、一緒にいるために本当の気持ちを言えない二人が切なかったです。