レビュー一覧

辛口評価が多いですが、私は4冊購入したオメガバース新刊のなかで一番好きです。2つの話入っています。ひとつ目が双子の兄弟とその幼馴染の三角関係なお話。ふたつ目は性に奔放なΩの男の子の話。私はこのふたつ目のお話の結末が特に好きです。タイトルと表紙の印象からあまり期待していませんでしたが、思いがけず良作品で驚きました。どちらの話も切なく、ハッピーエンドが好きな方にはすっきりしない終わり方ですが、決してバッドではない、心に残る作品です。ラブラブなカップルが好きな方、エロ目当ての方には他の作品をおすすめします。

オメガバースって運命のΩとαが出会って云々、最終的に幸せになる話が通例なのかと思ってたのですがこれは全話ハッピーエンドじゃなかった…私はハッピーエンドが欲しかったのでこの評価です。別に面白くない訳ではないのだけど喉に小骨が刺さってる感じ。

バッドエンドよりのハッピーエンドという風に感じました。2カプともそうです。そして、どちらとも、すんごく切ない話です。BLというより、オメガバースの世界を生きる人間の話。1人の人間が成長していく様を描いた話ですかね。今は、切なすぎて、二度と読みたくないと思っているけれど、何年後かにまた読みたくなるような話かなあ。

表題作(あらすじ)ではなく1作目こそ表題にするべきではないでしょうか。1作目の双子に号泣でした。アルファとオメガという理不尽な立場の双子というお話は他にないですね。2作目(表題)は、不幸なまま現状の中に何かを見つけようみたいな、救いなしって感じですか...

なぜこの表紙なんだろう？表題作の前にもう一作品あり、登場人物がかぶっているので繋がりはあります。私は双子の話が好きでした。とても考えさせられ、オメガバースをSFではなく、初めてリアルに感じた作品でした。不動産屋の前での淡い想いを含んだ会話からの、あの流れのせつなさ。弟の気持ちがラスト手紙に綴られているのですが、彼の気持ちも確かにわかる。誰も悪くなくて、ただただせつなかった。凄く響きました。それに比べると表題作はう〜ん、なんだけど、ラストは明るいほうへ向かってる感じがそれはそれで良かったのかも。すみません、一作目が良すぎて。でもおまけで主人公が意外な人とくっつく気配なのが、斬新で良かったかも（笑）

なんかちょっとおしい！感じでしたね。作者さまご本人も話してましたがもう少し掘り下げてもよかったかな〜って感じがしました。「春待ちの・・・」はひろのとゆうまの関係がいまいちはっきりしてなかったのでひろのが消息を絶っていたのも。。せおのも実はゆうまが好きで、とかもう少しあればいい作品な感じが、、、表題作ももうちょっとビッチだったけど。とか、せいさんがもっと鬼畜だったりとかしてたら深みが出た気がします。ん〜。残念！

サンプルのお話をもっと読みたかったな…。ドロドロの伏線がある割にあっさり終わる話ばかりで物足りなさを感じます。絵も綺麗でお話も好みなので、残念です。

ビッチ受け最高！受けはわりと男前です。受けがひどくされてるところがエロい！紙で買い直したいほどすきな作品です！

総じてスッキリハッピーエンド！！ではないのですが、各本編後のおまけマンガで若干救われるような、そんな感じ。個人的にハッピーエンド！大団円！が大好きなので、星３で。

好き嫌いの別れそうな作品だと思います。絵も綺麗だしストーリーもインパクトあって面白かったです。少女マンガ的な甘味は少な目なので、そこが好みの分かれる点だと思います。