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レビュー一覧

小説・実用書『いたいけな彼氏【SS付き電子限定版】』

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総合評価
5点
4.0
(7)
5点 5 2
4点 4 3
3点 3 2
2点 2 0
1点 1 0

※すべてのレビューが表示されていますので、Renta!で購入していないレビューも含まれています。

2019-12-21
評価点
5
SGさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
読み応えのある話です。表紙とサンプルからもっと典型的な年下攻めの話を期待して借りたのですが、蓋を開けて見たら割と心理的で複雑な話でとってもいい意味で期待が裏切られました。なんというか、特別感情を刺激するとかではないんですが、割と文学小説みたいに趣味とかツボとか好みとは別に「うん、この話いいな」と思わせる話でした。人間関係のドロドロさがじわじわとくる話なので、すらりと読めるものや読み終わってスッキリやホッとする話を探している方にはあまりお勧めできません。内容的には執着して傷つくことを恐れ、最初から全て諦めて手を引くつもりでいるゆえに人を寄せ付けない受け、と何もかもひたむきに取り組むからこそ人と関わりを遠ざけている攻めの真逆ながらの似た者同士の話です。二人の心情が複雑かつわかりやすく書かれています。くっつくまでは受け視点からですが、くっついた後の番外編で攻め視点もあります。そして受けがかなりひどい人です。根本的な問題は自分にあると分かっていながら見て見ぬ振りをして自分と向き合えなく、他人を傷つける臆病者です。なので作中、うわべだけを見繕って軽率な行動を取っていた受けに傷つけられた人がぞろぞろ出てきます。そしてその傷つけられた皆いい人で、ただ受けがその人との出会いによって変われなかっただけに傷つけられたという悲劇。幸せになってほしいです。ですが受けが最低ながら読者として「あ、嫌だ」と簡単に切り捨てることができないのは作者さんの文才にあるからだと思います。自分に対して向き合いたくなく、同じ悲劇を繰り返していくところは最低ながら人間味があって割と嫌々ながらも多くの人が共感できると思います。そういう感じに人の心を表現している話なので、好き嫌いが大きく分かれるかもしれませんが個人的には読んでよかったです。
2021-10-28
評価点
4
しんらさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
攻めの純粋さにやられました。うわぁ両親、特に父親ありえないわぁと軽い衝撃をうけます。人と繋がることを拒絶してしまった郁ですが、でも心はまっすぐに真摯に育ったのは愛してくれた伯母さんと、本のおかけだったんですね。受け攻め、タイプは全く違いますが新しい自分に踏み出す二人の勇気がとても胸をうちました。
2021-04-14
評価点
3
MAHOさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
全く正反対のふたりだからかえって相性いいと思う。
2020-08-28
評価点
3
ゆめさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
お試しでは文章も読みやすかったしレビューを見ても高評価で、丁寧に作られたストーリーなんだろうなと思って選びましたが読んでみたら苦手なタイプでした。個人的な好みだけで評価を下げてすみません。
2020-03-30
評価点
4
いっくんさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
他の方のレビューにもある通り、受け攻め両方の心情がとても丁寧に描かれていました。結構深い話で、じっくり読む方にはオススメです。受けに影響されて、少しずつ変わっていく攻めが可愛かったです。心情に疎いから、攻めに想いを寄せる第三者にストレートに受けとの関係を相談するのに少しドキドキしました。
2017-11-12
評価点
5
カイ−リオさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
広く浅くしか他人と関わらない受けと本の鎧を身に纏い他人を寄せ付けない攻め。タイプは違うけど根っこは同じように純粋で途中で泣きながら読みました。2人がこれからゆっくりと同じ時を過ごして行くんだなと嬉しくなりました。あと平野君には時には理性を忘れて頑張ってほしいな、と思いましたね。
2016-11-11
評価点
4
けしのみさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
受攻 双方の心情が丁寧に描かれています。受の人間関係は広く浅くが基本。相手に対してコチラ側に踏み込ませないし、逆に踏み込みもしない。自分が傷付くのが怖くて毛を逆立てて警戒してます。表面で笑って、でも確信犯的に壁を作ってる、「みんなの優人さん」。ヘタすると自分に酔ってるだけの自意識過剰男が出来上がりそうですが、そう感じさせずセンシティブな空気すら漂わせてるのは作者サマの力量によるものなのでしょう。そして攻の心の美しさがとても印象的でした。良くも悪くも相手へと正直に、真っ直ぐに、少ないながらも言葉を紡ぎます。恋愛にも不慣れだから受に対して一生懸命なのが伝わります。閨事で攻が不器用だと読んでて冷めるコトがあるのですが、今回はそれがなかったです(笑)。脇役の存在も光ってました。欲を言えば、もっとラブがある後日談を読みたかったです。派手さはないけど、じっくり味わうのには良い作品です。