レビュー一覧

既刊分の3巻まで読みました。面白かった！要するにアマデウスとサリエリ的な、天才の身近にいるがゆえに時分と天才の違いを自覚し、傷つき、それでも離れられないという因縁の関係です。中原中也は「ゆあーんゆよーん」くらいしか知らないし、小林秀雄は名前しか知らなかったけど、どの辺りまで真実なのかとググってしまいました。中原中也の詩も、こうやって背景とともに紹介されているととても味わい深く、心の中にすっと入ってきます。ぜひ最後まで描ききってもらいたいし、次巻も楽しみにしています！

小林秀雄の評論が好きなので、小林秀雄と中原中也って出てきた時点で「ああん！？」と読み出したのですが、小林秀雄が無駄にイケメンなのと（笑）。小林秀雄や中原中也って、好きな人は好きかも知れないけど、特に中原中也はそこそこ人気あるかも知れないけど、多くの読者を獲得しようとするには、随分ニッチな題材じゃないですか？受験生が読むには楽しいかもね☆絵はキレイで、垢抜けていて「今時のイケメン小綺麗系」、登場人物の感性や物の捉え方も「サワヤカ系」なのですが、そこが逆に軽いかな。青春ドラマ的なイケメン系の話にするのに向く題材かなぁ？まぁ小林秀雄好きなんで、漫画になってるだけでもレアで「おおっ（またコアな題材を…）」って思いましたが。どんな人でもウケの良い「長身サワヤカイケメン」になってしまう！イマドキの"何でもサワヤカイケメンパワー"すごい！

中原中也が好きです。　中学のときに教科書に載っている詩を読んで以来好きです。　詩集で持っているのは、中也と金子みすゞだけです。　詩が好きなだけで、中也のことは一時期京都に居たことと、恋人を小林秀雄に奪われたことくらいしか知りませんでした。　この漫画がどこまで実際の話に基づいているのかはわかりませんが、中也ファンにとっては嬉しいです。　まぁ、めちゃくちゃな人間と聞いてはいたけど、めちゃくちゃさ加減が安吾（も好きです）と張り合えそうですね。　純粋な人間ほどやることが滅茶苦茶になってしまうのがよくわかります。　本人、大真面目なんですけどね。　あー・・死んでからしか認められないってつらいー・・　　音楽家・小説家・画家・・芸術家には多いですけどね・・　　生きてるときに成功してた人間ほど後世には残らないですが、どっちがいいんでしょうねー・・　　当時の東京の雰囲気なんかも味わえていい感じです。　小林秀雄とそんなに仲が良いとは全く知りませんでしたし、すごく意外。　えー・・なんであの文章と中也がー・・・？？と。　文学がインテリの若者に流行し、文士を目指すぞー！と意気軒高だった人たちがいた時代があったのですね。　　なんかある意味ロマンを感じます。

作家を題材にして漫画を書くってすごいなと思います。この作品を書くのに著者さんがどれだけ文学について勉強して、自分なりのアレンジを加えたのかと考えると感嘆します。

月子さんの大ファンで作者買いしました。内容は肉厚重厚で読んで良かったと思いました。文学を志す天才たちの人間ドラマが止まりません。早く続きが読みたいです！

友情？愛情？嫉妬？憎悪？人のいろんな感情が複雑に描かれていて、文学的な作品だと思いました。元々小説好きなのもあったので、文学少女的にはたまらなかったです。

中原中也も小林秀雄も学校で習った程度にしか知らなかったのですが、漫画を読んでみてきっと苦悩しながらも文学の道を志し、若い時を精一杯生きていたんだなと親近感が湧きました。綺麗な絵に中也の詩が合っていてとても素敵です。難しい題材なのにこんな綺麗に魅力的に描ける作者はすごいと思いました。

この時代の文学やてる人間は女性は自由奔放男性は繊細で破滅型が多かった気がします。

絵が好みですが、内容は特に心に残るものはありませんでした。

中原中也は名前だけしか知らなかったので読んでいて面白かったです。