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所謂戦記物の最も有名な作品の一つ。SF要素満載、史実無視しまくりですが、面白いです。

作者の得意とするジャンル。航空機の詳細な描写によるリアルさと、独特の漫画チックな人物表現の取り合わせが冴える。ストーリー構成はいわゆる戦記物だが、日独の敗戦側の視点が多いため悲哀感が漂う。脚色が過ぎて史実に反するところが散見されるが（銀河によるサイパン空爆）単なる漫画として読むのには差し支えない。

命をあつかったテーマだけに重いですが、淡々と読むことができます。今の自分の現状が悩んでるとしても、この本を読むと生きることの大切さ、本質を感じることができてよかったです。