レンタル51万冊以上、購入133万冊以上配信中!
指定したジャンルは検索結果に表示されません
年齢確認
人生の中で一番名作です。懐しくて軌新です。
改めて松本零士先生のご冥福を祈りつつ、改めて銀河鉄道999を読み返しました。話の中のメーテルと表紙の後年描かれたメーテルの絵の違いに時間の流れを感じます。連載初期の彼女はどこか少女っぽい印象ですね。極貧の中、母を失った鉄郎が謎の美女メーテルと出会い、永遠の命を求めて宇宙へと旅立つ物語。過酷な旅の中で様々な経験をし、考え、成長していく物語です。今の感覚からすると主人公のルックスが……となりそうですが、イケメンでも大人でもない鉄郎だからこそ当時の読者はおおいに感情移入し、応援しつつ読み続けました。(映画の彼はやや年上、かつイケメンですが、恋愛要素多めなのであれはあれで良し!と個人的には思ってます)この巻の感想に戻ります……濃密! 一話からジェットコースターのよう。突然の母の死、復讐、先の見えない冒険へ乗り出す星野鉄郎(字面がいいよね)。どう考えても怪しいのにキレイで強くて魅力的なメーテル。いきなり無茶苦茶かましてくる車掌さん……あの放り投げはキツイわ、いやマジでトラウマ。見えないレールの上を疾走する機関車。停車駅となる星々の魅力的なこと! 冥王星の寒々とした氷のお墓、彗星の巣、懐かしくも希望に満ちた明日の星……松本先生の溢れる発想力にうならされます。鉄郎や大山クンみたく夢を追う者、疲れ果てて朽ちていく火星の人たち、後悔に悶える冥王星のシャドウ……999が停車している短い間の出会い、エピソードが、ワクワク感や物悲しさや感動、いろんな気持ちにさせてくれます。今回の中で好きなのはタイタンのお母さんエピ、シャドウの怖いとこ、ガラスのクレア、明日の星かな?未読の方は、この巻だけでも是非読んでいただきたい!(絶対続きが気になるハズ)昔読んだ方は、メーテルの視点で読み返すと面白いと思います。鉄郎を○○(ネタバレ防止)にするために鍛える鬼のメーテル……時にはあえて隙を作って鉄郎に試練を与え、時に罪悪感や虚無感と戦う……とかね。明日の星でのメーテルは、少しは「今の運命から抜けられるなら、鉄郎とここで暮らしてもいい」と思ってたんじゃないかな?
今の漫画には出せない、開拓世代の泥くささがあるように感じる。名作。
大好きな作品です。容赦ない登場人物の面々も、魅力的です。
スペースオペラ銀河鉄道999を観てもう一度原作を読みたくなりました子供のころ見てたアニメの999とはかなり印象が違いましたが、メーテルの不思議な美しさにやられましたおそらく全巻一気見してしまいそう
レビューを表示する
人生の中で一番名作です。懐しくて軌新です。