レビュー一覧

何というか、「言わない」ヒロイン。「言えない」ではなくてね。双子の姉と間違われて…って、姉の自宅で我が物顔で寛いでるところを見た人は、そりゃ姉と思うのが普通でしょ。対面の挨拶で「姉のところに遊びに来てるの」と言えば済むものを、自分の存在が気付かれないって傷ついてみせたり、そりゃ自分が言わないからでしょ、言わずにおいて相手の様子をうかがったり。何かタチ悪い。姉の側の話で、相手の男が遠目で見て誤解しちゃったのとはワケが違う。ヒロインがいけ好かないのであまり高評価にはならず。

いやいや、最初に誤解したのはヒーローでしょ。なのに、バレた後にヒロインばかりを責めるのはどうかと。それに許してくれないヒーローに対して、辛いながらも「さよなら」を言ったのに、なぜヒーローはのこのことヒロインの元に来るんだ。まずは謝れー！って思いました。でもハッピーエンド希望だから許します（笑）

正直言ってこのヒロイン、イライラします。真実を言うチャンスはいっぱいあったのに何故言えないのか…。姉のようになりたかったと言うケド、いつかバレるのは分かっているのに問題を後回しにして結局言えなくて第三者のせいで知られるとか、さすがHQ、ドＳですね。せめて恋人になる前には言っとかないとあかんでしょうよ。ヒーローもなんで分からんかったんでしょうね。そんな短期間で人間変わるもんでもないし、料理が全然できなかった人間が急にできるようになるわけないし、話してて違和感あるならおかしいと思いましょうよ。

双子の女優の振りをしているヒロイン。騙されている（勘違いしている）ヒーロー。関係を持つまでにはっきり言っておかないと。ヒロインは長い間会っていない父親が双子の見分けがつかなくてショックを受けているけど、人間として未熟なのかなとも思う。

衣装や宝飾品などの細かい描写が美しい夏よしみ先生作品が大好きです。双子の一方が主人公のシリーズですが、同じ顔でもどちらが主役かちゃんとわかる書き分けがすごいと思います。

本当の事を中々言い出せない気持ちは理解出来るけど、そもそも嘘をつかなければよかったと思います

一度自己紹介をした後で成り済ます展開が面白かったです。華やかでドタバタして気軽に楽しめました

一番最初に伝えてますよね、ヒロイン。それを信用しなかったのはヒーローでしょう。信じてくれなかったから伝えることを諦めただけだと思いますけど。私だったら休暇中、これから仲良くなるかも分からない「ただのお隣さん」の誤解を解くのに力を使いたくない。伝える瞬間は何回もあったのでヒロインにも問題はありますが、100％ヒロインが悪いと決めるけるヒーローに引いてしまいました。まずは謝ってから愛を伝えてほしいです。

絵がけばくて、ちょっと苦手でした。姉のように振舞いたいという変身願望は分かるけど、好きな人と深い仲になる前にきちんと伝えないのは理解できません。恋人から姉の名前で呼ばれて悲しくならないの？　騙されたと怒るほうも、最初に別人だと言われたのを勝手に芝居だと決め付けて、その後も別人のようだと思いながらいつまでも気付かないってのが…。そこのところの違和感が強くて、恋愛部分がどうでもよくなってしまいました。

絵が綺麗で凄く素敵です。ヒーローもとってもカコ良くって良いですね。