レビュー一覧

勧善懲悪物ではないだけあって後味は悪いし読んでいて辛いです。こんなことが現実に行われていた(いる)と思うと改めていろいろ考えさせられます。

これほどまでに心に残る作品は他にありません。実はこの作品を知ったのは第5巻が出た直後。無料試し読みで1巻を読み、すぐさま1巻から5巻まで購入。それから最終巻が出るまで、どれほど待ち遠しかったことか。どれほどの困難にも決して折れることのない心と意思の強さ、そして賢さ。そして仲間への信頼。中世ヨーロッパのキリスト教世界の雰囲気も相まって、非常に引き込まれます。かなり過激な描写もあるため、苦手な方にはちょっと辛いかもしれませんが、是非とも多くの方に読んでいただきたいです。

かなり面白いので、ついつい読んでしまいました。これ1感無料を読んじゃうと危険w ただ残酷描写もとても多いので、人を選ぶかも。

魔女狩りは野蛮極まりなく、凄惨。その歴史的悪行と一人静かに戦う少女。強烈な意思と鋭い眼光がそれを物語る。このマンガは非常に熱いが、個人的に中世ヨーロッパの非人道的行為が大嫌いだし、神様をだしに使っての悪行がとても嫌い。現代にもそういった組織はたくさんある。人が想像し、創造した神という存在に飲み込まないようにどう戦い、どういった結末を迎えるのか？気になる作品

ぐいぐい引き込まれます。最後が駆け足になってしまったのが残念。クリームヒルト、ナターリエ、ハイデマリー、エーデルガルト総長。魅力的な修道院側のキャラのエピソードや動機や心情を、もっと見たかった。分水嶺の創立過程とかも。紹介されなかった他の試しも、主人公たちが「潜礼」をどうクリアしたのかも気になる。やっぱり、あと1巻欲しかった。

エラのようなたくましい娘、現代にいるかしら?逢いたいわー修道院から脱出?スケバン刑事のサキが梁山泊編。思いだすねー

とうとう終わってしまった。他のレビュアーさんも言うとおり、ぐいぐい惹き込まれる名作だった。冒頭のシチュエーションもしっかり回収してキレイに終わった最終回だったな。本当に、新人作家さんとはとても思えない。

残酷だからと目を背けるだけなら誰でもできるけど、自分が当事者になったら背けることはできない。主人公は正義を貫きたいわけじゃなくて自分のために復讐を誓っているから、必ずしも綺麗な行いばかりじゃない。でも、限りある選択肢の中で人間性を失っていないのも主人公だと思う。考えることをやめて苦しくて悲しいことから目を背けてしまったら、他人の意思で動いているのと同じ。とても考えさせられる作品だと思った。少なくとも私は彼女のようには生きられないけど、彼女のように自分の意思で生き方を決めていきたい。

主人公のエラが強く思慮深くてかっこいいです。残酷な描写もあり好き嫌いはわかれますがそれでも読ませます。デビュー作の「地の底の天上」も面白かったので今後に期待をこめて星５です。

自分は専門的知識はないので真っ白な状態で読みましたが、引き込まれました。自分はグロイの平気ですが痛々しい表現も多いので苦手な人は無理かもしれませんね。結構容赦ないので。大まかな雰囲気はサンプル部分で把握していただいて、グロイの平気で強い女主役のものが読みたければおすすめしたいです。