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うちも母親がおかしいので、この本は特に思い入れがあります。隣の家に放火魔が来ると騒いだりして、強迫神経症という病気らしいですが本人は絶対医者に行こうとしません。父親も、母親の病気を認めようとしないし、病院に連れて行こうともしないので、振り回される方はやってられないと思います。私も記憶喪失になりたいなあと子供の頃思っていました。

毒親という言葉が一般的ではない頃の作品です。娘を支配する母親の狂気から逃れようとした結果、自分にも周りにも様々な状況の変化が起きてしまった。失ったものはとても多いけど、それでも彼女は前向きに生きていくんだろうなと思いました。