レビュー一覧

喧嘩しながらお互い惹かれあうこうゆうの大好きな人には面白いと思います。私は大好きです＾＾

お互いに意識してる二人の、軽い言い争いだったりシリアスな仕事上の競争だったり、アメリカの作品ぽい軽いノリが好きな方には良いと思います。ただ、紙の初版が２００８年、と言うのが信じられないくらい古ーーーーい香りがあって、デザイアの、1980年代の作品だったけか？と思いながら読みました。多分、中途半端な（でもアメリカで誤解されてる通りの）フェミニズムを主張するお母さん像のせいかと思います。この作品の場合、仕事上男と同様の成功を求める事だけが基準のお母さんのバックグラウンドとか、母と娘の葛藤をもっと掘り下げた方が面白かったのでは？あと、宿泊客の氏名をゴシップとして流すのは明らかに職業倫理的におかしいです。そういう所もなんか80年代風の良く言えばおおらかな風が吹いてる感じ。随所の古さが好きでなかったので、少々辛めの☆三つ。

ライバルのようにぶつかりながら、相手を尊敬し、想い、その気持ちに抗う二人の物語、大好きです。結局、どうであってもいつもお互いのことを考えているのだから！終盤にヒーローがヒロインへの気持ちを認めて、家の模様替えをする場面、切なかった！そして唐突に告白する場面、グッと来ました！