レビュー一覧

凄まじい才能だ。そして、おろちの美しさ、純真さとまがまがしさ。傑作だ。

悲しく恐ろしい話。約50年前の作品なので、台詞まわしや設定にやや違和感があるものの、謎解き要素もあり圧倒される。子供の頃は表紙の絵だけで怖くて読めなかった楳図かずお作品。今回初めて読みましたがこんなにすごいとは思いませんでした。

懐かしい！全巻揃えて持ってました。表面的な恐怖ではなく、人間の心の闇に巣食うドロドロとした醜さが描かれてます。お得意の姉妹の美醜ものもいくつかあります。どのストーリーも、読み終わった後で心が重くなります。「おろち」は不老不死の美少女で、それぞれのストーリーに関わり、ある時は助け、ある時はただただ傍観します。おろちとは、何者だったのかは不明のままです。

楳図かずおらしい漫画しかし新人や漫画家を目指す人たちにはプロットが、、とかストーリーの起承転結を強要するくせにこんな無茶苦茶なのは巨匠だからと「よく描かれている」などとまで言われてしまうのは納得がいかない

おろちという少女がなんだか異質な感じ。気持ち悪さが薄め。

昔読んだ時はおろちは「完璧な救世主」と思ってたけど、実は「うっかりさん」なところもあったのだな、と思いました。

あの名作”おろち”が読めるとは。　　しかし、今になって読んでみると、そんなに怖くないし、話のつじつまは合わないし、そもそも少女おろちは何者なのでしょう。

おどろおどろしさやイヤミスな所が面白くて、引き込まれた。怖いけれど、結末が気になって、ワクワクして読んだ。

おどろおどろしさの中にも、ミステリーな要素や感動する部分もあり、どんでん返しもあって面白かったです。おろちの秘密が気になるところです。

タイトルだけはずっと知っていたおろち。こんな設定でこんな話だったとは。ずっとおどろおどろしい妖怪の名前だと思ってました。おろちが美しくて好きですが、なんでそんなことする？というときも。