レビュー一覧

時は大正。翠川子爵の愛馬バシリスをただ一人乗りこなす馬番の娘もみじ。仕事や妻子を捨てて翠川邸へ戻ってきた子爵の甥の淡。二人は愛し合うようになりますが、淡はバシリスから落馬して亡くなります。淡の死後、妊娠に気付いたもみじは娘を産み、翠川の血筋は淡と正妻の系統と愛人もみじの系統に分かれます。時は流れて平成。バシリスの彫刻をシンボルとするホテル・バシリスのオーナー翠川流都と彫刻家の和泉朱夏は運命的に出会いますが…。朱夏をヒロインとした恋愛物語ですが、魅力を感じる登場人物がいなくて残念でした。好きでもない妻と子作りはしてる淡、男性遍歴が奔放すぎる朱夏、何がしたいのかよくわからない流都、etc。説明的で不自然なセリフが多くて興ざめしました。終わり方もハッピーエンドなの？？と微妙です。

まさに昼ドラ‼️ドロドロした人間関係にちょっと疲れました

前世の因縁・男女三角関係・貧しく育ったヒロイン・ライバルはお嬢様・ヒーローはお金持ち・セリフが回りくどい。といった典型的な大映ドラマ+昼ドラを混ぜたような内容でした。(←若い方にこの意味は通じないかもしれませんが）私はこういう話好きなので読めましたが、苦手な方は無理かもしれません。女性は逞しくという設定なのか、ヒロインがアッチコッチとかなり奔放でした。

さいとうちほの作品を片っ端から読んでいます。少し謎めいたストーリー仕立てになっています。花冠のマドンナや花音の方がストーリー性は面白いかな。

さいとう先生の絵柄から、乗馬はぴったりで、見ていて素敵な気分になります。いつもカッコいいヒロインもいいですね。

好きな作者さんです。世代を越えた愛の話なので、壮大なストーリーです。おもしろかったです。

淡ともみじの悲恋からの朱夏の野心。なんとしてもバシリスの彫像を作ろうとする朱夏の執念。応援したくなります。

貧乏な主人公のライバルはお嬢様と昔にありがちなストーリー設定。個人的には楽しんで読みました。

少しよくわからなかったのと、話の進みがイマイチ、テンポが悪いかなと思いました。ドロドロは嫌いじゃないですが。

淡さんともみじさんまではよかったのですが・・まさかすぐ死んじゃうなんて。その後の子孫であるヒロインが汚い言葉を使ったり、色仕掛けしたりとちょっと好きになれませんでした。