レビュー一覧

骨太で華やか、聖と俗が見事に同居する世界を美しく重厚な絵で描いています。素晴らしい。

壮大な歴史的背景を舞台に、骨太さとリリシズムとを同居させる村上氏の世界に、絢爛さが加味された極上の作品だと思う。珍しく、主人公そのものに魅力があるというのではなく、見どころは彼の周囲の環境設定そのもので、ある意味、真の「野心作」といえるのではないか。

たった一巻だけの作品ですが、その内容は濃く、また深く、とても気持ちが良い余韻を残してくれる作品です。

まるで大河ドラマか映画を見ているような壮大なストーリーと画力です。フィクションノンフィクション織り交ぜられているので、現実味があります。ぜひドラマで見てみたいです！

絵も内容も濃厚です。表沙汰にならない歴史の一コマを垣間見た感じになりました。

本誌で途中まで読んでいたので、気になって購入しました。主人公は実在の人物ではありませんが、読んでいるうちにどんどん物語に引き込まれていきます。

トントン拍子のラッキーボーイ？天与の美貌と才能に恵まれてよかったーね。。。なんか、あっさりしすぎて拍子抜けという感想です。

とにかく絵が素敵でした。ストーリーもこれからどうなるのかときになりサクサク読めました

実在の人物と出来事を背景に架空の人物の半生がリアルに描かれる、村上先生の才能がこの作品でも見事に発揮されています。「仁-JIN-」の愛読者としては、澤村田之助のシーンをとても興味深く読みました。

江戸から明治へと移り変わっていく歌舞伎の文化や、現代の歌舞伎がどういう形で成り立ってきたか、漫画に引き込まれて行くうちに難しくなく文化に触れることができる一冊です