レビュー一覧

軽く読もうと思い、購入したのですが、重い内容ばかりでした。でも、絵のきれいさと丁寧さは天下一品、すごく古い作品ばかりですが、過去に読んだ時の感動と今現在の気持ちとぜんぜん変わりません。古くてもプロットは全然色あせていないので、さすがに萩尾さんだなぁと、いまさらながら確認してしまいます。たぶん、また１０年後に読んでも、色あせることはないでしょう。

作者買いです。難しい短編集です。世界観は流石としか言いようがありません。古い作品ですが、新鮮味があります。

萩尾望都先生最大の逸品です。絵が可愛いとか面白いの一言で終われません。心に残るんです。私は何十年も前に読みましたが、未だに覚えてる作品なんです！とにかく良い作品です。迷われてる方、絶対に読んでみてください。

ロマンティックで美しい話です。どの話も最後のセリフが心にこだまのように残ります。

少し古い作品も入っていましたが、とても良かったです。漫画を小説にした人といえば、萩尾望都さんですから,やはり読み応えがあります。特に気に入ったのが"ラーギニー"幻想的なSFです。コンピューターが人を愛し守ったということなのでしょう。語らずして読者に読み取らせる萩尾節。みごとです。

「こんな夜は涙が止まらない」うっとおしくて、憎らしい。でも愛していた。たった16ページのお話なんです、半神という作品自体は。でも、全然短いお話という感じがしません。個人的に、双子の母親が無神経なところにイラっとします。しかし本当に良い作品だと思います。

やはり神だな…と思います。いつ読んでも色褪せない。

「半神」は短編ですが、過去に舞台化もされた名作です。キツイ内容なのに、まるでおとぎ話のように甘く切ない後味は、さすが萩尾望都！

この短編、半身を読んだとき、改めて萩尾望都は天才だ！とおののきました。この方の絵は実はけして好みではないのですが、そのへんの小説を超えるマンガという文学、芸術の力を感じさせてくれる作品です。

半神を読んだ時の衝撃は忘れられません。あの少ないページで、感動がありました。