レンタル44万冊以上、購入113万冊以上配信中!

年齢確認

18歳未満の方はご利用いただけません。あなたは18歳以上ですか?
はい
いいえ

レビュー一覧

総合評価
5点
4.7
(63)
5点 5 51
4点 4 10
3点 3 1
2点 2 0
1点 1 1

※すべてのレビューが表示されていますので、Renta!で購入していないレビューも含まれています。

2020-07-06
評価点
5
sb7さん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
初読が中学生で、正直よく理解できなかった。大人になった今でも「キリスト教を、神を、信仰すること」が根付いてない私には、本当の意味で腑に落ちることはないのかも。それでも今、分かることが格段に増えて再読するたび新しい気持ちが生まれて驚きます。初版から何年経ってるのか?ティーンだった人間がアラフィフになってもまだ読んでる。すごいことです。「外国の寄宿舎の同性愛」というフィルターで萌えていた15歳のワタシよ、それはそれで良し。トーマが捧げた命がユーリを赦し、再生する。それを「イマイチわからん」と言ってたが今結構ズシンと、響いてくるようになったよ。70歳になって読んだらまた変わるでしょうか。私の「人生の1冊」といってもいい本です。
2016-07-12
評価点
5
ゆきのんさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
20年前、同性愛ということが日常的にあっただろうか?知らない世界だったのでは?同性愛を少々漫画で発表したのはこの作品ではないだろうか?というほどの衝撃作品!一度手に取る価値ありです。
2018-04-15
評価点
5
こっちさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
言わずと知れた大名作ですね。萩尾望都先生の作品の中では比較的古い作品の部類に入りますが、いやいや、この読後の重量感はもう古いとか新しいとかないです。気合いいれて読みましょう笑。なぜトーマが死なねばならなかったか、という点ですが、キリスト教という一神教が深く信仰されているというベースを理解して読む必要があります。また、少年愛という当時センセーショナルだったであろう要素についてですが、「愛とは何か」という壮大なテーマを理解する上では、ほんの表面の一部に過ぎません。それにしても、ここまで人の内面を掘り下げて描きながら、登場人物人一人の魅力が全く尽きないという…。単なるエンターテイメントでは終わらない、純文学にも似た重厚な作品です。何度も何度も繰り返し読んで、味わい尽くしたい作品の一つです。
2017-09-16
評価点
5
すべすべほっぺさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
ラスト、トーマがユーリにあげたかったものが分かったとき涙が溢れた。時をどんなにこえても名作。
2020-08-06
評価点
4
rikoさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
このお話は日本ではなかなか成り立ちません。八百万の神の国だから。わたし自身もアニミズムが知るうる中のあらゆる宗教観で一番しっくりくる考え方なので、キリスト教、しかもカソリックが根底にある感覚が体感としてないですから。しかし、この宗教だからこその美しい話となったと思う。随筆、小説などを書いていた三浦綾子さんを尊敬して(敬愛といっていい)いますが、彼女は敬虔なクリスチャンでした。キリスト教という考えには全く相容れないのに、その宗教の厳しい戒律を守り生きているその姿は心をうった。原罪という考え方。本当に合わないです。生まれ落ちたときから罪を背負い、その贖罪のためによりよく生きる、といえ教え。自分なら、なにいってんだろ…ホントこの宗教ksだな!というところですが、それを忠実に守り敬虔に生きる健気さというのですか。自分にできないからこそ、美しいと思うのかもしれません。この物語もその宗教が根底にあります。最後に。電子版で読むにあたって、このお話しを一巻にまとめてくださった諸関係者の方々、ありがとうございました。
2018-05-21
評価点
5
ハムスタの助さん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
もう何度この作品を読んだことか。毎回感動で涙します。萩尾先生のこの漫画は私の人生の中で読んだ漫画の中で、何人も寄せ付けず、孤高のナンバーワンの作品です。そしてこうしてネットで読めるようになり、レビューを通して私と同じようにこの作品を愛する方々がいらっしゃることがわかり、さらに感動です。難解かもしれませんが、意味がわかるまで何度でも繰り返し読んで頂きたい作品です。
2017-02-21
評価点
5
knhu4さん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
ヘッセの「車輪の下」や「デミアン」などなど読みまして、やっとこの作品の語るところが理解できた気がしました。萩尾さんはヘッセの続編をマンガで描いたんだというのが自分の素人解釈です。勘違いも甚だしいかもしれませんが、自分はそう信じています。
2021-05-29
評価点
5
EMICOさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
40代で初めて読みましたが、最後は涙が止まりませんでした。他の方も書いてらっしゃいましたが、これを当時の少女たちは読んでいたのでしょうか。。その感受性の高さに本当にビックリです。これを多感な時期に読むって物凄いインパクトがありそう。(でも自分が少女の時に読んでも、どれだけ受け取れたのか疑問しかないですが。。汗)漫画というか文学作品読んでいる気分になりましたし、それと同時に漫画を文学より下に置いていた自分にも気付かされました。これはユーリの愛の喪失と再発見についての物語だと受け取りました。キリスト教でいう「原罪」というのは、多分、そもそも自分は愛されている、というか愛そのものである、ということを「忘れる」ことであり、ユーリはサイフリートとの接触によってそれを失い(サイフリートのせいでというよりは、ユーリがそんな自分を許せなかったことにより失ったのでしょう)、トーマとエーリクを通してそれを思い出していった(愛の再発見。贖罪。)のだと。ユーリのなかで点と点がつながっていく時、「そもそもずっと幸せだったのかもしれない」と気づいていく描写に、鳥肌が止まりませんでした。これを漫画で表現するって本当に本当にものすごいことだと思いますし、私自身、少女時代に読んでいたら今と同じ人生を歩んでいただろうかと考えずにはいられない体験となりました。古い作品もデジタルで読めるようにしてくださって本当にありがとうございます。
2018-01-02
評価点
5
もしちさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
鎮魂と救済、そして再生。大人になっての再度読んでの感想が上記です。読み手を強く揺さぶりますが、これだー!スッキリ!という解釈はきっと出ません。たまたま「これは読むべき」と友人に貸してもらいましたが、当時中学生の私にはさっぱり理解できずにいました。少年愛が存在し、愛、信仰心、絆が繊細に織り込まれた世界は、発表した当時の少女漫画としては相当異質だたったのではないでしょうか。当時リアルタイムで読んでいた少女達の感受性の豊かさに驚きます。
2017-08-08
評価点
5
tさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
古い作品だけど話がシッカリしているから古臭さが感じられない。純文学話を読んでる感じ。