レビュー一覧

何十年も前に読んだ作品を読み返しましたが、お話は勿論、絵も古いとは全く感じませんでした。SFや繊細な少年を描くのがお得意だった当時の萩尾望都さんとレイ・ブラッドベリ－の作品がとても良くマッチしていると思います。でも「霧笛」はちょっと…

小学生の時、大好きな漫画でした。あの時の紙の本はどこかへいってしまったけど、電子書籍でいつでも好きな時に失くさず読めるなんていい時代になりました。今こんな年齢になって読み返すと、内容がとても深い事に気づきました。何度でも味わえる作品だと思います。

昔この本を持っていました。久々に読んでまた胸が痛く、切なくなりました。さすがですとしか言いようがない。

男の子が大人になる前の時間をすごく美しく描く作者さんだと思います。

原作はブラッドベリでも、やはり完璧な萩尾ワールドです。素晴らしいの一言につきる。最近の作品は絵もストーリーも妙な具合ですがこの頃の作品はどれも傑作。今時の漫画とはスケールがちがう。芸術というのも違うが人の人生に影響力を持つこういった作品はもっと評価されるべきだと思う。

懐かしいです。昔は宇宙に憧れるのが身近だった時代もありました。

作品自体はかなり前。萩尾先生の初期に属するものだと思う。先生が大好きなレイ・ブラッドベリの短編を先生の繊細なタッチで情感豊かに描いている。原作に負けず劣らず心に残る作品となっている。

学生時代に英語の課題でブラッドベリーの短編「霧笛」を読んで、久し振りにどんな話だったのか読み直してみたくなりました。いろいろ検索すると萩尾望都さんの作品集が真っ先に出てきて購読。原作ではいろんな喪失感が取り上げられており胸が締め付けられるような切なさを味わうのですが　優しく美しい絵柄に随分と救われたように思います。

不気味で、でも美しい萩尾望都の世界。ちょっと難しい内容なのでゆっくり読んでじっくり味わいたい1冊です。

レイ・ブラッドベリの短編を原作にした萩尾望都さんの漫画短編集で萩尾さんが手掛ける、繊細で緻密な感情描写や幻想的な雰囲気がブラッドベリの原作に合っていて素晴らしかったです。