レビュー一覧

実在の事件をベースにオリジナルの展開を加えた、架空犯罪史。面白い展開なのに最後の駆け足感が少し残念。

５次元の設定が面白くて読み始めました。声が出ない女の子の背景が分かるまで壮大な時間旅行でした。

最後駆け足でしたね、それだけが残念でした。

無料で１巻だけ読みました。　　表紙が原色で奇抜な感じだったので、てっきりギャグ漫画かと思いました。　　結構、面白かったです。　　「グリコ・森永事件」は一体何だったんでしょうね？未だにこんな風に題材に使われるくらいの謎だらけの事件。　　表ざたになっていないだけで、発表されなかった食品会社からお金を受け取っていたのでは？と仮説を書いた作家もいましたが、それなら納得。　　本当は何だったんだろう？？　　五次元世界へ飛んだ主人公、相手がコンピューター専門の京大生で良かったね。普通の人なら、「危ない人」っていうことで、警察か病院送りですよ（笑）。　　五次元世界―そこで、幸せに暮らしている自分がいたら嬉しいな。大して何も変わらないんだったら、やっぱり不幸を投げていている私が何十人、何百人といるのかな？そう考えると怖い・・　　で、ピカロって何？？

グリコ森永事件関係の本をたくさん読んでいるのでとても興味深く読み進めました。設定の発送がかなり突拍子ないのが逆によかったと思います。登場人物に？と思われるようなこともたくさんあったので、個々のキャラクターをもう少し掘り下げてもよかったのではないかと思います。最後はもう少し丁寧な終わりかたにしてほしかったです。

最後への失速感が残念だが、それまでは非常に面白い。