レビュー一覧

超能力を持つレイントリー一族の長であり炎を操るダンテと、超能力のせいで実の親からも忌み嫌われずっと一人で生きてきた孤独なローナのお話です。藤田和子さんのコミックも素敵でしたが、小説も素敵でした。いつも布団にくるまりみのむし状態で眠るローナが、少し安心して顔を出して眠る姿を見てダンテがちょっと進歩だって微笑むところが好きです。

慣れない言葉が並ぶけれど、ぐいぐい話に引き込まれます。特にヒロインの気持ちはとても感情移入できます。ただ、話はまだ序盤らしく、終わり方も「え？」って感じ。

炎をあやつるセクシーな男ダンテと自分の能力におびえるものの気高いローナ。どちらも魅力的です。お話もスリリングでいいです。ただラブなシーンでもうちょっといろいろな表現があったほうが、幸せな気分が盛り上がるのになぁ~と思います。続きが気になります。

カジノでは数を数えてはいけないのでこれも不正に近いです。

ヒーローとヒロインの出会いのシーンが刺激的でよかったです。

レイントリー一族の長男の話です。コミックスにもなっていますが、背景や感情など、小説ならではの読み応えがあります。超能力シリーズなので、好き嫌いがあるかもしれません。