レビュー一覧

読んでてとても楽しかった作品です。二人の行動に切なくて苦しくなったり、また笑えたり…。特に私は最後が笑えました！

好みの問題ですがヒーローが趣味じゃない、というか生理的に気持ち悪い。迫られている時は逃げて、あきらめたらうじうじと追いかける。ヒーローがヒロインの前に現れる度に不快感と寒気がしました。こんな男いらない。

このヒーローに全く魅力を感じることが出来ませんでした。素直になれなくて意地悪になったりヒロインに魅力を感じているからこそ(過去のトラウマのせいで)遠ざけようとして傷つけたり。大人げない。このタイプのヒーローってハーレクインコミックで結構見かけるけど王道なのかな？ストーリー展開的には最後の2、3ページでくっついてはい終了〜なハーレクインが多い中、2人の間にあった最大の問題を乗り越えるところまで描かれていてよかったです。

ん？面白いか？結果的にハッピーエンドであってもモヤモヤします。ヒロインはまだ19歳なんで寛容な気持ちで見守れますが、なんだこのヒーロー、女をなんだと思ってる？ふざけんな。自分から遠ざけてから大切さに気が付くってのはOKですが、いくらトラウマ持ちでも離れてからのヒロインに対する言動や行動が女々しすぎて、もはやセクハラ。ヒロイン新しくいい男見つければ良かったのに。多分原作が合わなかったので漫画家さんのせいではないです。酷評失礼しました。

今まで数あるハーレクイン漫画を読んだ中で、私はこの作品が一番好きです。　人によっては男性の心境や行動などがかなり情けなく、イライラするかもしれないのですが……、私は駄目男が好きなので、個人的にはもの凄いツボでした。傍に居なくなってみて初めて気付く……的なシチュエーションが好きだからでしょうか…、読んでいて胸の痛みがハンパ無かったです。（笑）始終胸が痛かった記憶があります。後悔する男の人って言うのが堪りません。　絵はハーレクインとしての華やかさには欠けるかもしれませんが、漫画は上手な方です。

ハーレクインにはまったきっかけの本です。19歳と34歳という年の差もツボながら、「君はまだ若い、バージンだ」「かわいいと思っていてもしつこくされれば嫌になる」と彼女に離れるために残酷にも言い放つヒーロー。終いには昔の彼女との仲まで見せつけて、主人公はようやく自分に望みがないこと、彼に迷惑をかけていたことに思い至る。そして彼を忘れるために距離を置く。皮肉にも彼女を失って初めて彼は自分にとって彼女がどれだけ大きな存在だったかを思い知る。…とまあこの彼女が身を引いたあとのヒーローの後悔がツボ。もう全編通して胸が締め付けられます。著者の黒田かすみさんはすごく絵が安定していますので安心して見られるかと。「ヒーローの後悔」が大好物な方にはおすすめです。

ボリュームたっぷりで、くっついてからもひと悶着あり、満足でした。これは絵柄なので気にならない方はいいのですが、どうしても主人公が19歳の少女には見えず、その設定がかなり重要なのですが、読んでいていまいちピンとこなかったです。絵は上手です、あっさりした画風です。

アンナを傷つけるつもりなかったって元カノ使って皆の前でストーカー扱いして追い払ったエバン。ランドールはイマイチだし元カノニーナは性格悪くてアンナを追い打ちかけるように傷つける。アンナが可哀想。追い払っておいて何回も会いに行って話しかける自尊心を満足させるなら何しても良いのか。腹立ちますよね。母親もエバン弟もあんな男やめとけって言えばいいのに。エバンに対するむかつきで☆3つです。

個人的な好みはあると思いますが、ヒーローが何て言うか子供っぽく自分の感情そのままに年下のヒロインを振り回す。しかもやつあたり？欲求不満？もあって、結構意地悪で。ヒロインが図太い子だったからいいものの、なんだか感情移入出来ませんでした。ただ、確かに二人がくっついてからまたひと悶着あったのは良かったです。あと、ヒロインの元婚約者、プレイボーイにはちょっと見えないような。。

最後が本当に、笑えましたが。ヒーローが傲慢で自分のことしか考えないのは、ダイアナ・パーマーらしい話です。ヒロインが追いかけるのをやめた途端追いかけるのもいつものことのような・・・でもこの最後のヒロインの強さが好きです。