レビュー一覧

先生独自の世界観がすごくよかったです。短編は特に好きなので、皆さまにオススメです。

この作者の大ファンです。亡くなられたお姉様の漫画も好きでした。この短編集を読むと、この世ならざるものや狐狸妖怪のたぐいがふっと違和感も無く次々登場します。それに慰められる気もするのです。東日本大震災と同じ3月11日に、ここに収められた最後の物語を読んで泣きたくなりました。それでも波津さんの漫画は美しくて優しいのです。

どれも中編くらいになりそうな話をうまく短編でまとめてあって、逆に冗漫にならず締まった中に余韻を感じます。切ないなあと

お姉さんの大ファンだったので、波津さんの絵が似てきたなぁ、と思いながらかなり読んでます。絵が硬いのと若い人の書き分けが足りないので、たまにどの話の主人公だか分からなくなりますね。所謂女らしい主人公と王子様のラブストーリーが多いのですが、妖怪や妖精が絡んだ話はあっさりと読めます。

安定の骨董×妖怪です。どれも綺麗で、読んだら優しい気持ちになれます。

波津先生らしい怪異な短編を集めた一冊です。短編でもじゅうぶんおもしろいですが、ストーリーを組み立てるのがうまい波津先生なのでシリーズなどオムニバスでも長い話のほうがすきです。

動物と人と、不思議な建物と。どのお話もしみじみとした余韻があります。『かつての蒼い森』、特に意表をつかれました。坊やが本当の姿で眠っているところがなんとも愛らしい。そして最後のお話、胸が痛みました。

いい意味で時代を感じます。最近みない不思議なお話です。

幻想的な絵柄と和な雰囲気が上手くいかされていて、ストーリーもよく練ってあるなあと思います。

昔から好きな作家さんです。不思議な、、、でも恐ろしくは無く、美しく優しく温かな気持ちにさせてくれるお話ばかりでした。