レビュー一覧

一歩を踏み出せないで　足踏み状態の女子高生たち。感受性がつよくて、脆いゆえに、触ると壊れてしまいそうに繊細で、ほんと、Ｋｉｎｋｉ　ｋｉｄｓのガラスの十代、ですね。だけど、この一冊の中の女子高生たちは、誰かに　背中を押されて、一歩、踏み出します。その相手が　上手い具合に　異性で　好意的で。ほんわかかと思いきや、キリキリと痛みも伴うような、そんな彼女たちが　やがて、綿あめのように　甘く軽くなっていきます。この作者さんの作品、大好きです。現実味があると思います。青春って　冷たくて、温かいんだぞって、もう一度、経験したくなりますね。

画は表紙の印象のまま全編がキレイで読みやすいです。アンチ刹那的な恋心なのに、一話完結の尺のせいで実際は衝動的な恋心にも映り、正直物足りなさがありました。ひとつひとつが魅力的な設定だけに3部構成くらいのほうが良かった気がします。結果、星2つ。

何この嫌な女の典型丸出しの主人公女子はシメらるのは当然って感じでした。

1歩引いたような恋愛にとても引き込まれます。

初めて読んだ作家さんです…最後の結末もいわゆる王道的な恋愛ではなく続きが読みたくなる終わりかたで…とても読みやすかったです😆ところどころ違う作品に前作の主人公…先生が出てきたりして…おもしろかったです

作者さん買いです。作者さんの感性が　すっごく好きなんです。青春の酸っぱさも切なさもほろ苦さも楽しさも幸せも　全て　体験できます。

この方の独特な雰囲気が好きです。短編が多い作者さんなのかな？もっと話を掘り下げられる長編や連載で、是非読んでみたいです。

それぞれ違う話で接点がないと思いきや、同じ学校だったとは・・全部好きだったけど、「刹那的な・・・」のラストシーンが良かったな。

さみしいと思っている本心を先生に見破られて、本当の自分があふれだしてしまった。そんな感じがする。多感な頃の女の子に落ち着いた対応の先生はぐっとくるね。