レビュー一覧

これまで何千冊も漫画や小説を読んできましたが面白さはトップクラス、物語への引き込まれ感が半端ないです。読み終えるのが久しぶりにもったいない作品でした。

かっこいいー！さすが、もんでんあきこ先生。原作モノが更に格好良さをみせてくれる。続きが楽しみです！

原作が好きなので心配してましたが、はっきり言って原作より面白かったです。ハードボイルドですが、絵が美しいので女性でも充分にハマれると思います。

1巻で事件のあらましが、2巻で登場人物が出そろいます。物語が動くのは3巻から。ハードボイルドの大御所が原作ですので、物語が面白いのはお墨付きとしても、とっつきにくいジャンルと男臭い世界を美麗かつ清涼な絵で切なく再現したのはもんでん氏の力量かと思います。漫画のみに出る人物もいて原作を読んでみようと思わせるだけで十分佳作です。主人公の雪人のみならず、宮本や佐江、新島と個性的な男たちの話なので好きになるキャラクターがいるはず。5巻はあっという間、手にとって損はない作品です。

絵が綺麗だし内容も楽しい！全5卷なのですぐ見切れるのもいいです。

原作のクオリティが高いのはもちろんですが、ベテランのもんでんさんのコミカライズによって更に素晴らしい作品になったと思います！刑事小説である「北の旅人」にかなりアレンジを加えたこの作品。原作に忠実ではないものの、原作に無かった「おかみ」（原作では姉ではなく兄）を登場させて宮本と絡めたところで、素敵なラストとなっています。ひたすら真っ直ぐでブレのない主人公の雪人はもちろんですが、ヤクザの宮本さんの格好良さと言ったら…　これぞ漢だよ！（惚）あまりに悲惨な幼児期ゆえに感情のない殺人鬼となってしまった新島さえも、死刑を前にして何とか人間らしさを取り戻そうとする姿が哀しく、人間ドラマに華を添えています。もしかすると大沢ファンにとっては不本意なアレンジが多かったかもしれませんが、私はもんでんさんの絵柄にあった質の高いコミカライズとして楽しめました。一気読みをお勧めします！

只今読み終えました。　宮本さん…人情に厚すぎですよ。新島…育ちが違ければこんな生き方じゃなかったよね。最後にあのシーンを入れるなんて。思い出すだけでも涙が止まらない。愛の意味の深さ。　作者さんも言ってますが、大きく広げた風呂敷（大きすぎて関係性に頭がついていかない）、綺麗に納まりました！感動しました！　　　日本が、色々な意味で潔癖すぎると感じていますが、皆さんは「必要悪（ひつようあく）」という言葉を聞いたことがありますか？　社会からドロップアウトする人は必ず居るでしょう。その人達を居ないモノ、居てはいけないモノとするのが危険だと、警鐘を鳴らしてくれていると思います。　もんでん先生が書いてなければ知る事がない世界でした。裏社会を肯定するつもりはありませんが、色々考えさせられます。

久しぶりに「読み応え」のある作品でした。登場人物が、みんな魅力的で、悪い人も良い人も、その背景から描かれていて、納得出来ます。絵も綺麗で、雪人さんの美しさと、宮本さんの色っぽさ、とても好きです。全巻一息に読んでしまいました。

絵はキレイですし、題材も良いと思いますが何点か突っ込みたい所があります。まず登場人物が少なすぎる、粗同じキャラで回している為ストーリーに深みが無い。名前や顔、素性が分かっている敵？に襲われ過ぎ。また、現役の警官が襲われたのに倒した後放っておくのも意味不明です。ラスボス？が自ら登場してしまっている為謎解き要素が無く登場人物の後追いしか出来ない。原作は小説のようですが、そちらはどうなんでしょう... 。

以前 一巻を読んだことがあるにもかかわらず、それに気付かないまま買ってしまいました。読んでるうちに 読んだことあるなと気付いたのですが…なのでまあ記憶に残らない作品だった という印象です。一巻しか読んでないんですけど。続きも気にならないです。