レビュー一覧

タイトルの響き、字面からしてある種の不安を感じさせる作品。もちろんストーリーも奇怪。数多の登場人物のエピソードが重なりあって重厚な世界を作り上げている。一度読んだだけではちょっと理解できなかったので、次の休みにまたじっくり読み直さなきゃな。

萩尾望都の世界観にクラクラする作品。天下一品の時間交錯の世界。時空を自在に操れるこの表現力にどれだけの方が影響を受けてきたのでしょう

物語りに引き込まれて一気に読んでしまいました。面白くて、悲しくて…。ドキドキが止まりません。

１回読んだだけでは理解できない。複雑なパラレルワールド。この難解さはどうだろう。漫画じゃないですよ、SFですよ。何度も読み返さなければ。

情報量が多く、さらっとは読み終えることができず、1冊を長い時間かけて読みました。読んでいて、今までの萩尾先生の描かれた作品のエッセンスがつまっているように感じました。何度か読み返すうちにいろんな感想を持つような気がするので、作品について語ることはまだできません。ただ、まだよく読み込めていないにもかかわらず、とてつもない満足感を得ることができました。

萩尾望都さんの作品はいくつか読んでいて、読了してないのは「残酷な神が支配する」だけで、他は好きです。こちらはSF大賞受賞作とのことで、難解ではありますがとても面白かったです。ラストがそう来るか〜！って感じでなんとも…

いやーホント。すごいハナシだなぁ・・萩尾先生って天才だわ。すごい構成力。雑誌連載中も読んでたけどまとめて読んでそのすごさがわかりました。

夢と現を行き交う幻想的な物語で最初は分からなかった１つ１つのエピソードがまるで糸のように絡んでいき、全容が明らかになった時は深い衝撃と共に切なくて心打たれたました。

面白い、というより本当にこの人じゃないと書けない出ない発想じゃないだろうか。ラストの切なさは何とも言えない。ハピエン思考の人には向いて無いが、萩尾望都好きな人なら一度は読んで欲しい。

世界観というか工夫が凄く奇想天外でSFの女王はやっぱりこの人です。