レビュー一覧

前作の『乙女の告白』はヤキモキと胸キュンが楽しめる素敵なシンデレラストーリーでした。前作ではヒーロー友人として穏やかで賢い紳士だったジャックが、ヒーローとしての今回ははっきり言って狂人です。本当に最初から最後までヒロインに発情して挙動不審になり、イライラをぶつけて当たり散らし失礼で下劣な発言しっぱなしです。ヒロインの意固地さなど霞んでしまう強烈さです。ヒール役も強気なゲスい人達ですが、一番の敵はヒーロー自身です。前作からの豹変ぶりに涙。愛ゆえの愚かな振る舞いもここまで酷いと遠慮したい。何故ヒーロー母に協力を求めなかったのか？とか、突っ込みどころも多いです。グダグダなケンカップルHQで『婚礼の夜に』に似ています。エリザベス・ロールズさんは当たり外れがあります。