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江川達也先生が描く富国強兵時代の日本…教科書では習わない真実がここにあります

明治初期から日露戦争にかけてを描きます。歴史物とは言え、如何にも漫画らしい描き方で不充分な点は目立ちますが、第四巻迄の時点では興味深い作品に仕上がっています。

日露戦争の秋山兄弟に正岡子規ときたら、もう当然思い浮かべるのは司馬遼太郎の『坂の上の雲』。でも、この作品は熊楠や漱石や金玉均などなどを加えた豪華版。まさにマンガ版大河ドラマを見ている感がある。人物のキャラもヴィジュアルに書き分けられていて、どんどんストーリーに引き込まれていく。秀作！

懐かしくて無料を見つけて拝読。4巻無料なんで、ほんと太っ腹！！秋山兄弟の出世話が、始めから読めるので、歴史の勉強にもなりますな。合間に出演する、有名偉人もぞろぞろ出てくるので、社会史に疎くても楽しめます。全巻そろえたいな。

江川先生にかかると歴史物もスラスラ読めてしまいます。知っている人物も次々出てきてこんな繋がりがあったんだと。歴史の授業って一体何だったんだろう。

黎明期の帝国の物語。楽しめました。武士の苦労。大変だったのですね。