レビュー一覧

本当に色褪せない、変わらずの素敵な作品です。この作品に出会って、BLにどハマリしていったのかもしれません(´ω｀)欲望だけのエロいマンガよりも、友井とマーヴィンの様に、友井とアデライナの様に、心から相手を思いあい慈しみ守りたい。そんな強い気持ちが心に響く作品です。人生でこの作品に出会えたのは、本当に宝物を見つけた位の貴重なものです。あぁ…今日も空が青い…

学生時代から色褪せない作品です。泣いちゃうぞ。

ああ、本当に名作。名作って、何年経ってもふと読み返したくなるし、読み返す為に持ちたくなる。絵も服装も当然古い作品だけど、きっと内容は時間を問わないはず。BL好きにもBLを知らない人にもフラットな気持ちで読んで欲しい。一人の人間の様々な愛がきっと心を揺さぶるはず。(NYに行くまでの別冊「眠れる森の美男」だったかな？があります)

眠れる森の美男　の続編です。かなりの急展開で、何を目指したのか、不思議な気分になりました。ふと、連想したのは紅井彩乃の花は何処へ行った・・・反戦を静かに彼女なりに掲げた作品でした。ラストが、痛いです。この作者さん、作中のサブキャラが死ぬシーンが多くて・・・恋人とのさまざまな別れ、死に場所を求めてたどり着いた地で、最後に守ってあげたいモノを見つけて、守り始めようとした矢先・・・いつも守ることが叶わない。友井・・・希望を求めて叶わぬ彼にこの先待っているのは、なんなのでしょうか？

子供の頃この作者の漫画にどはまりして漫画を読み漁った記憶があります。この作品も懐かしく昔友達に借りて読みました。まさかここで読めるとは！こんな話だった！？と思いつつ読みました。この作者はなかなかハッピーエンドがなくこの話も最後はハッピーエンドではないんですが、好きな話です。切なくなります。

秋里和国先生の作品の中で、今だに読み返す作品の中の一つです。いとこのお姉さんに「それでも地球は廻ってる」を教えてもらって以来のファンですが、もともとBL読みだった私は和国先生がBL作品を書いているのを知ってますますファンになりました。とくにTOMOIは和国作品の中でも珠玉の名作だと思います。まだLGBTへの偏見があった時代に主人公がゲイである自分に気づき、ゲイの自分を受け入れます。その後大切なパートナーと出会いますが、パートナーの彼は世間の偏見に立ち向かえません。でも主人公は彼を責めずに愛を持ってその状況を受け入れます。しかしやはり辛く、その後自暴自棄になるも、ある人との出会いをきっかけに人として立ち直りかけたときにまた大変な運命に翻弄されてしまいます。偏見を描いた話は良くありますが、TOMOIのストーリー展開は和国先生独特の軽妙な言葉のやりとりの描写であまり深刻にならず、そこが返ってリアルに感じられます。大変読み応えがあります。BL云々に興味がなくとも読んで頂きたいです。野坂昭如とか宮本輝がお好きな方におすすめします。

若い頃読んで何十年もずっと記憶に残ってる作品で、題名も作者も覚えて無かったので、戦場、エイズ、医者…とうる覚えのキーワードからやっと辿り着いたので感激です。BLにハマり出したのがここ3年くらいなので、当時はよく意味がわからないながらも淡々とすすむコマになんか掴まれてしまったんだと思います。今、読み直してみてやっぱり深くて悲しいお話でした。読めて良かったです。

眠れる森の美男の続き。昭和物。ニューヨークで恋人をなくして傷ついた主人公が日本に帰って友達に癒しを求める話(軽くて楽しく読める)とその後の2話。最後の2話は悲しくてキツイ。この作者さんは絵も読みやすいしストーリーがとてもしっかりしてるけど、悲しいときはマジ精神的にぐったり来る程キツイ。高校生の頃このシリーズが大好きだったので知ってはいたけど、またキツかった。

昔読んだのをふいに思い出し、懐かしくて買いました。「AIDSは治る病気になりました」という広告を見て....主人公の恋人はたしか、当時は死に至る病であったこの病気になって去っていった記憶があって。いま読み返しても絵は美しく、いまも息吹を感じられるすばらしい作品でした。

眠れる森の美男から。切なくて悲しくて愛しい。みんな幸せになるために一生懸命です。前作よりもBL色が更に下がり、同姓愛者の人生の映画を見ているような気持ちになりました。