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漫画『俎上の鯉は二度跳ねる』

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総合評価
5点
4.4
(113)
5点 5 67
4点 4 33
3点 3 7
2点 2 2
1点 1 4

※すべてのレビューが表示されていますので、Renta!で購入していないレビューも含まれています。

2020-03-19
評価点
5
ののさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
名作。「窮鼠はチーズの夢を見る」のあとにどうぞ。私は紙でも持ってるし他サイトでも持ってるし数えきれないほど読み返してきた作品なんですが、今また心揺さぶられ涙腺パンチ食らいました。痛々しいのに誰の気持ちにも共感できるのは作者様のすごさなんだろうな。進むも退くも地獄という描写がホント秀逸。ただ一点、例の車内で「人魚」に恭一が反応してることには違和感があり、恭一の思考というより女性作家さんの思考だなと思っちゃいますけど…そんなことないですかね。いやぁ、それにしてもその後の展開も見事。息が止まりそうな台詞はたくさんあるんですが、たまきの「恭一さんの片想いなんですね」には脱帽です。恭一にしてみればまさにそうなのに、そんな彼の気持ちが今ヶ瀬にわかるはずないんですよね。彼等がこの先どうなったか、今どうしてるか、本当に気になります。ちなみにこのたびコンプライアンスの関係でエロ以外の部分もやや修正あって、「窮鼠」のほうには私はちょっと気になる変更点があったものの、「俎上」は気にならなかったです。
2020-04-20
評価点
4
和南大好きさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
皆さん高評価で…いや!良い作品なんです。でも、何回も読み返しながらも、少しの違和感。恋愛というものがいつも静謐であることを望みながらも、懊悩を伴うという事は理解の範疇であります。人を愛するという事自体がそりゃもう自身のエゴのようなものですから。自分も満身創痍になりながら、人を傷付けながらも歪なそのかけらを掬い上げたい。偽りも苦悩も享受した先にあるものを確信したい。が、私にはこの二人の先の風景が見えて来ない。作者様は登場人物に対して大変、思考していらっしゃる、だからこそ二人の葛藤する様や筋書き、セリフも圧巻で素晴らしい。でも…最後、二人のエンドを良かった…と感じた方は多いと思いますが、私には恐ろしく不気味でしかなかった。もちろん私だけの意見なので許して下さいね。流れ行くなかの日常の一部分を切り取られただけのエンド。これで終わるはずがない。今ケ瀬の恭一への狂愛…その中で愛情の置き所を測りきれずに崩れてしまう彼。そしてその今ケ瀬の自分に向けられる愛に囚われつつも他に流される恭一。人間、根底のところはそうそう変われない。恭一は"3度目は無いからな''と言う…あるとわかっているから口にする言葉。それは今ヶ瀬にも恭一にも。この関係が地獄じゃないと…私には思えない。だからこその違和感。胡散臭い歪んだ恋愛の話。そもそもこれは愛なのか…最後の最後まで気分が不安定にさせられたままでした。
2020-03-23
評価点
5
sb7さん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
前作とまとめての感想。とにかく「ガーン」ときて「グワっと」持ってかれます(語彙力…)。今回久しぶりに読み直したけど、全く色褪せてなくて吸引力ハンパなかった。良いとこ挙げたらキリないんで、ひとつだけ。モノローグも秀逸なんだけど、一番すごいと思うのはやっぱりセリフです。どのキャラの言葉も生きていて方向性があり・かつ破壊的な力があって、こんなに台詞回しで惹きつけられたのは他にあったかな?と思うくらい凄かった。とくに、ストーカー事件で再会してからの二人の会話は、もう固唾を飲んで見守るって感じでした。まるで「今ヶ瀬vs恭一」の闘いの図。面白いのは、対話をしながら今ヶ瀬のテンションが変わっていくのが、言葉の端々から手に取るように分かってくるんですね。すがって・試して・諦めて・緩んで・激昂する。ほんとに言葉が生き物のようで、読んでて心臓がバクバクしてくるのが分かる。夢中で読み終えました。パワーと情熱がそのままくるんじゃなく、クールダウンして胸に届き、ぎゅうっと苦しくなったのを覚えています。これを読めたことは漫画読みの私にとって本当に幸運。感謝しかないですね。
2020-03-21
評価点
5
mimiさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
本作を読まずして『窮鼠…』は語れない必読の続編です。掲載が女性誌だった影響も大きいと思いますが、これほど「女性」に重きを置いたBLも珍しく、又それによってBLが引き立っていることが素晴らしく。今ヶ瀬×恭一の、能動と受動の関係性を逆転させるリバへの流れは見応え充分。女性を鏡に男性を映し出し、性差を用いて性別に左右されない愛の普遍性を浮き彫りにして…恭一が辿り着くあの恋愛哲学は、これまでの物語すべての結晶です。感動的な「梟」編で幕引きせず、主体性の欠片もなく「つもり」ばかりの恭一を、(作者曰く)漢にするまで描き通したことが、時が経っても色褪せない名作の所以かな…と。久々に読むと尚しみじみ。
2020-03-19
評価点
5
うさみさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
続きが読みたかったのでレンタさんありがとうございます!文句なしの星5です。もう一度読み返して来ます
2022-01-06
評価点
5
klさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
BL、まあそれをBLと呼ぶかは諸説あると思いますが、萩尾望都先生の「ポーの一族」から始まり最新では「オールドファッションカップケーキ」までBL漫画には様々な名作が生まれてきました。その1970年付近からの50年にわたるBLの歴史の中で、ベストの一冊を選ぶとしたら私はこの作品かなと思います。愛とは何か、恋とは何か、そういう事が信じられないほど濃密な心理描写で描かれています。濃密過ぎて朝や昼とか精神的に余裕のない日は読めません笑 BLに真正面から取り組み且つ、BLという枠から離れた超名作です。ラストの締め方は胸がキリキリして、でも二人が落ち着くところに落ち着いて、読んだ後放心状態になったのをよく覚えています。恋愛ってなんて業が深いんでしょうかねえ。
2020-04-12
評価点
5
corocoroさん
Renta!で購入済み
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ノンケ×ゲイのダメンズ2人のお話。二人を見届けるまでの,煮え切らないやり取りに疲れたなーっていうのが読み終わっての感想。別のサイトで購入してるけど,こっちで続けて読みたいので新たに購入。流されて恋愛するって結構あると思うんだよね。で,楽なほうを選ぶって,べつに卑怯でもなんでもなく世間に普通に巷に転がっている話だと思う。2人のやり取り見てると,どっちもどっちっで,恋愛ってしんどい。ぐるぐる同じところを回っては行ったり来たり,狡く相手の気持ちを試したり,すり寄っては離れたり。恋愛って狡い。どこがいいんだろうと思うけど,好きになったものは仕方がない…恋愛って面倒くさい。最後,真の恋愛には覚悟がいるのだ,というのをダメンズ恭一,男気を見せてくれました。
2020-03-23
評価点
5
エリさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
久しぶりに読みました。当時少女漫画のモバフラで連載されてて、そこでたまたま読んだのをきっかけに少女漫画しか知らなかった私がBLの沼に溺れていった作品です。この漫画を読んだ衝撃は今でも覚えてますが、久しぶりに読むと新たな発見もありますね。当時は恭一が流され侍すぎてモヤモヤしてましたが、最後しっかり腹をくくってたのは恭一の方でしたね。ファンタジーではないです、とことん2人の心の弱い部分まで突き詰めてえぐり出してます。そこまで向き合わないと恋愛できないのか、大人な2人の強烈な恋愛を余すことなく読めます。久しぶりに読んでも新鮮に涙が流れました。
2021-03-30
評価点
5
なしさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
間違いなく傑作です。窮鼠はチーズの夢を見るとセットで読んでください。購入を迷っている方、迷っている時間がもったいないです、早く買ってください!きっと誰もが若い頃に経験したことのある、自分を見失い醜くさせ最後には崩壊させるほどの恋を、丁寧に描き切っています。「すがる」「疑う」「責める」「卑怯な手を使う」…表情やトーンなどがリアルに自分の経験と重なりますよ。後半は特に恋愛感情の絡んだ関係性のシーソーゲームの連続です。既婚で夫に絆はあるけど恋愛ではなくて、これから自分には恋愛なんてもうできないんだな〜と思っている女性にオススメしたいです。これを読んだら、結婚してよかった…恋愛の苦しさから解放されて本当に最高…そして少し寂しいな、と色々と振り返られる作品です。
2020-09-10
評価点
1
うめこさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
タイトル窮鼠はチーズじゃないから完全続編だと思って買っちゃったけどマイクロまとめただけじゃん(;_;)なんか注意書きとかないの!?