レビュー一覧

無料版を読みました。主人公はやさぐれたおっさん。一巻の第一話が読み切りで、評判良かったから連載版で凄腕の美女を相棒として登場させたのでしょうね。絵はマガジン系伝奇アクション風。しかし細密画のようにきれいで、アクションの描き方もレベルが高い。でもちょっと異色のストーリー進行だなあと思ったら、韓国のマンガ家さんなんですね。罪なき人が殺された場合も、死体の扱い方やら描き方に容赦がない。その割に目を背けたくなるようなグロさや嫌悪を感じない。日本のマンガはもっとウエットなので、好みが分かれるでしょうが、私はこのタッチ好きです。

昔兄弟が読んでいるのを知っていて当時は、エロ本かと思い、興味がありませんでした。コロナで自宅にいる機会がふえ、読んでみたところ、内容も奥が深く、面白かったです。

当時色々と韓国から入ってきた韓国人作家の作品の一つ。韓国役人版水戸黄門というべき実在の役職をモデルに作られた、無国籍漫画。ジャンルとしてはダークファンタジーになるのだろうか。暗行御使…アメンオサと云う正義の役職の筈なのだが、どうにもアウトロー臭がキツイ主人公が繰り広げる血生臭い物語。

良く言っても陳腐な時代劇ファンタジーで、アクションシーンも見辛いです。わざわざ翻訳までして雑誌に掲載されているようですが、そのような価値があるのか非常に疑問に思わずにいられない作品です。

バトルファンタジーものです。かっこいいです。

お話の基本はどこか物悲しさが漂っているのですが、テンポが良く、スラスラ読めます。主人公がこれからどうなるのか、山道がなぜこんなに強いのか、幸せになれるのか、主人公より山道が可愛くて魅力的で、彼女の行く末が気になります。願わくば彼女が幸せになれる結末だと良いなと思いつつ、読み進めたいと思います。

全巻持ってます。絵が非常に上手で、話も面白いです。ただ、話の筋はその頃流行っていた色々な漫画の寄せ集めのような所があり、ちょっと既視感を覚えるというか、残念ながら2級品のストーリーかと思います。でも、既視感があるだけで、一定水準は十分超えてます。ただ、新暗行御史の中にはウォンスル（元述？漢字違うかも）っていう、一族に対する忠誠心が非常にあるのに、一族から捨てられ死ねない化物になってしまっているかなり悲惨で哀しい美形キャラが出てくるのですが（化物描写が本当に化物です）、このウォンスルに、初めてこの話を読んだ頃に自分が抱えていた悩み事を重ねて読んでいた時があって。ウォンスルがかなり気に入っているので、アメンオサ好きです。

初めはストーリーを愉しめるが、段々内容がグロくなり、最後は何とも言えない喪失感が残る作品。ハッピーエンドが好きな方は読まない方が良いと思う。

連載当時読んでいました。懐かしい…。作者さん、1巻の表紙から1話のネタバレしないように気をつかってたんでしたよね。絵が綺麗なのと女の子の露出の高さ、グロい描写の緻密さで魅せてくれます。過去に遡る話は切ないかな…。誰がどうなるか、それまでのストーリーで分かってしまってますし。全体的に悲壮感漂ってますが、特に元述が可哀想でした。最終回最後の最後でちょっと救われたかな。色々元ネタもあって楽しいです。ミス黄の元ネタは黄眞伊かと思いましたが、実際どうなんでしょうね。

ストーリー展開は伝奇的な勧善懲悪もの でありそれほど新鮮味はない。ただ絵柄がとてもきれいで描きこみがとても細かい所に魅せられた。結構グロテスクな場面が多いのだが、絵柄がとてもきれいなせいかあまり嫌悪感が湧いてこない。ただストーリー展開が陳腐なところがどうしても気になる。