レビュー一覧

ドクターコトーとブラックジャックを足して2で割った獣医版。名作だと思います。　

今ちょうど猫が闘病中で、しかもこのコミックの監修をしている病院にもお世話になり、夢中で読破しました。ドリトルの信念でくじけそうな心をなんども立て直すことができ、忘れられない作品になりそうです。

1話もしくは数話で完結するストーリーなので、とても読みやすいです。ストーリー的にはとてもご都合主義というか…社会的にちょっと難ありの飼い主が動物を通じてドリトル先生に過ちを気付かせて貰い、とても良い飼い主さんになって社会的にも良い人になるっていう流れがずっと続きます。でも、絶対ハッピーエンドだから読んでて楽しいし、勉強になります。知らなかったことがたくさんあったので、知識欲も満たされて大満足です。

依然ドラマ化されているのを見た事が有ります。その時にも飼い主の責任や動物との共存について考えさせられました。そして動物の治療がどんなに困難かを知り、獣医師の大変さがわかりました。出来ればまたドラマ化して欲しいと思う作品の１つです。最近は獣医学部新設に関わる話題の中で、獣医は足りていると言うような事も言われていましたが本当にそうなのでしょうか？依然に比べるとペットで飼われる動物の種類も増えていると思います。獣医さんでさえ看畜として運ばれて来て初めて見る動物もいると思うのです…。色々と考えさせられます…。

変な綺麗ごとを言わないドリトル先生が素敵。無責任に動物愛護を叫ぶ人に読ませたいです。

私が以前猫を飼っていた時のかかりつけの獣医さんもドリトル先生の様な言い方はキツいけど、凄く頼りになる先生でした。ウチの猫の病気も調べたり、最期までとても猫に対して真摯でした。人の医療も動物の医療も必ず助かるわけじゃない。再認識出来る素晴らしい漫画だと思います。

ただ動物好きってだけではなく、ペットと共に生きること、守るってどういうことか、すごく考えさせられました。読んだ後は、前向きな気持ちになれました。

雑誌連載中、毎回楽しみに読んでいました。どの話もおもしろく、考えさせる部分もあります。医学的な監修もきちんとなされています。第一話、あすかが馬に思い入れする動機が今ひとつ説得力がないと思いましたが（テレビドラマでは、納得できる設定に変えられていました）それ以外の点では、どのエピソードにも満点をさしあげたい気分です。ドリトルとは対照的な花菱獣医のキャラクターも魅力的です。

この作品好きでした。連載が終わって残念ですが続編の登場を願う次第です。絵柄は好みが分かれるかと思いますがストーリー重視です。

面白かったです。　　最初の話で助手になった女性が、なんでそのまま居ついたのかとか、主人公がお金目当てを装っているけど簡単にいい人になるとか（おんなじような設定の”ブラックジャック”はもっと話が巧妙だ。）。　　親に逆らえなかった子供はそう簡単に立ち直れないとか、動物と人間の関係がうまくいきすぎだとか。　　絵も下手だし、色々ご都合主義なところはあるけれど、それを差し引いても充分良い漫画でした。　　色んな動物の生態が興味深い。とても楽しめました。