レビュー一覧

この先生の作品は、最後まで読むと、先生の、物語への温かな眼差しを感じます。満足です。

藤田先生の作品は、うしおととらから大好きでした。今回一巻が無料で読めるとのことで読んでみたのですが、月光条例というタイトルもお話の作りも独特で、主人公はちょっとひねくれているけれど、でも敵を目の前にするとアツくて真っ直ぐで、あぁ、やっぱり藤田先生だなぁ、と久しぶりに藤田作品に触れられて、嬉しくなりました。うしとらを初めて読んだのは高校生の頃で、クラスメートから借りたのがきっかけです。女の子には苦手な絵かも？とその子は気にしていましたが、私は全く心配ありませんでした。月光条例、アツいお話が好き、藤田作品が好きな方ならきっと気に入るかと思います。

「からくりサーカス」のキャラがちらっと出てくると聞いて、読み始めました。藤田先生の絵は、動きに勢いがあって好きです。

おとぎ話を題材にメタ的な視点で描くという、かなり挑戦的な作品。藤田作品のファンで、三作目の長編で楽しく読んだ。特にシンデレラのエピソードや女性の描き方は、他の「守られてばかりの脇役」から少し役割が変わって、女性読者としてはよかった。たまにうしおととらや、からくりサーカスのキャラが出てくるので、ファンにとってはとっても嬉しい。序盤は読み切り形式で、あまり主要キャラクターの視点じゃなくて筋を追ってくような客観的な話の作り（人気アンケート上、連載が続くかわからなくてそうした？）で、途中からキャラクター目線に切り替わって大きな筋にしたがって物語が展開してゆく。ただ他の二作で大筋のパターンができてしまったのか、そこを超えられないようにも感じてしまったので星マイナス1。

うしおととら、からくりサーカスと読んで、今度はどんな話になるのかとワクワクしました。藤田先生流のおとぎ話よかったです。

お話を読み終えたときの「やだやだまだこの世界を見ていたいー！！」という感情が止まらなくなる作品です。題材が題材なだけに。世の創作物の存在する意味を教えてくれるお話でした…。

名作だと思います(≧∇≦)b月光を浴びると、本の登場人物が暴れ出すみたいな話！人間かと思っていた主人公も、実は本の登場人物でっていうようなお話！意外と泣けます( ω-、)

独特な雰囲気なのですが、作者一流の迫力ある描写に因って、あっという間に物語の世界に引き込まれてしまいます。作者の技量を感じさせる秀作です。

熱いとこしっかり抑えてくれる。最後がちょっとって思う部分もあるけれど全体として見たら文句無しに星5。

根底から変わらぬ藤田先生の熱さと勢いある戦闘シーンが大好きです敵味方関係無く、一癖ある各登場人物達の書き込み具合の凄さに圧倒されます