レビュー一覧

1990年手前に連載が始まった近未来SF作品なので設定的に古い部分があるのは否めませんが、それでも現代に通じる古くないストーリーです。特に人型汎用ロボットが実用化してからの社会問題については趣こそ異なるものの現代、未来に通じるところがあり、そして人間の問題は過去未来を問わず変わらないものだと気づかされます。そういった意味ではロボットマンガの体裁をとった社会ドラマと言えるかもしれません。wikipediaによると「踊る大捜査線」にも影響を与えたとのことなので、そういう向きが好きな人にもおすすめです。

大好きな作品でした。女性のロボットものって珍しいし、何よりキャラクターが立っててすごく読ませる。今読んでも面白いです。

古い作品なのに今読んでも色褪せないです。女性主人公のロボット物は当時も今現在でも珍しいのではないでしょうか。労働者不足や外国人労働問題など現代に通じるテーマも扱っており先見性のある作品だと思います。上司の後藤さんや敵の内海の名言も多々あり見どころ満載です。派手さはありませんが堅実に重みのあるストーリーだと思います。

機械ものですが女性でも楽しめるマンガです。男の多い職場で頑張る女の人は大好きです。相方とのコンビネーションは読んでても応援したくなります。個人的に隊長が好きでした。あの、独特の雰囲気は最高ですね。くせ者揃いの総まとめって感じで(笑)

サンデーで連載当時から読んでてコミックも持ってるけどついつい読み返したくなるマンガの一つ。どこかの誰かが『大事な事は全部漫画が教えてくれた』って言ってた気がするけど、僕にとってのバイブルのような漫画の一つがこれです。

ゆうきまさみ先生。作品は多くないですが、はずれなしですよねぇ。パトレイバーは、自分が深く付き合えなくなる年代に重なってしまい、最後まで追いかけられなかったことを公開している作品です。これから、ゆっくりと時計を巻き戻して楽しみます。

ロボット物ではなく、SFマンガ。主役はあくまで特車二課のメンバー、イングラムじゃない。彼らの仕事を見るマンガであって、パトレイバーは業務用マシンにすぎない。そう思って読むのが正しい読み方かな。

この内容でサンデーだったの！？とびっくりしました。男性職場に女性の社会進出という現実的な設定に驚きです。細かいコマ割りなど控えめで繊細なところがあるので、こんなアツい展開のロボット漫画なのに、やっぱり描き手は女性作家さんなんだなー。と思えるところもあってさまざまな目線から楽しく読めました。

小学生の頃読んだときは難しくて分からなかった内容ですが、社会人になって改めて読んでみてその奥深さがよく分かりました。ただのロボットものだけでない作品です。

少年誌で社会人女性主人公のロボット漫画というな今読んでも新鮮に感じられて面白かったです。80年代の作品ですが、今読んでも描かれていた社会問題は今でも通じると思いました。