レビュー一覧

表題作が良かった。最後の言葉に娘はショックだったと思うけど、お母さんにとってのきせきのかけらは義娘だったのですね。息子にも昔それを伝えたけど見つけたかな？と気になったのでしょう。薫の両親はほぼ登場しないけど、薫の父親の机にあったメモがドラマチックで、あのメモで気持ちがスーッと軽くなりホロリとしました。他2作は高校生らしく、不器用な恋だけど応援したくなる話でした。

とにかく1話目が好き過ぎて何度も読み返してます。出会うべくして出会った二人が似合っていて、これからずっと一緒に歩んでいくんだろうなと思うとキュンとします。このきせきをくれたお母さんすごいです。

全３話の短編集。表題作がいいお話にしようとしてる作者さんの意気込みは感じますが、主人公の行動心理がちょっと意味不明。母親の最後の言葉を伝えて任務完了じゃないの？２作目、３作目は高校生らしい明るいお話ですが、記憶には残らないかもです。

作者買いです。絵もストーリーも大好きです。

お母さんの最期の言葉に縛られてしまった主人公。まさに呪縛のようで気の毒でした。でも、それがあったから、かおると出会えたんだけども。。。血の繋がらない親子、本当の親が側にいなくて、でも実は会ったことがあって、、、それらの人と人との出会いが「きせきのかけら」。いい話でした。他の２作よりも圧倒的に表題作がいい。

３つのお話が入ってますが、表題作が一番良かったです。切ないけど温かさも感じられる素敵なお話でした。