〈ベラ・ルチアが結ぶ恋〉シリーズは全部で8作ありますが、現在翻訳出版されているのは1作目の『ワイングラスの向こうに』(レベッカ・ウィンターズ)、3作目の『ラストダンスはシェフと』(レイ・モーガン)、4作目の『結婚の秘密と真実』(アリー・ブレイク)、6作目の『聖夜はボスと』(テレサ・サウスウィック)、7作目の『オアシスの魔法』(バーバラ・マクマーン)と最終作の本作です。2作目の❝Coming Home To The Cowboy❞(パトリシア・セアー)と5作目の❝Married Under the Mistletoe❞(リンダ・グッドナイト)が未邦訳ですが将来翻訳出版されることはあるのですかね? 今作ですが、シリーズ最終作らしく主人公2人の恋愛話と共に今まで積み上げられてきた家族間の問題がひとまずの解決をみます。それと終盤ヒーローにとってはこれでもか!と言わんばかりの都合の悪い事態が舞い込んでくる様は可哀想やら可笑しいやらでしたが、まあ最後は彼もよく努力したのでは。