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レビュー一覧
溺れる花火
3.8
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2017-09-17
思春期の男女の心理が屈折したエロスを中心に展開して、ちょっとハラハラ、ぐいぐい引き込まれて最後まで読んじゃいました。面白かったかな。
Renta!で購入済み -
2019-03-15
何とも言えない魅力を感じて購入してしまった作品。本来、このようにうじうじした男がなぜかモテてしまいーというタイプの作品は苦手なのだが。各キャラクター、特に主人公の言動には度々苛立ちを覚えた。しかし俯瞰して見ると「人生だなあ」と感じずにはいられない。全員が全員、実際の人間のように自分の道理で動いているので、苛立つしリアルなのだと思う。たった一夏の、キャラクター造形や背景となる場所も至って普通の作品なのにこんなに引き込まれるのは、やはり心理描写が緻密で上手いから。作家さんの掌の上で見事に踊らされてしまった。
Renta!で購入済み -
2022-03-10
主人公がモテモテなんですが、嫌いなタイプです。ハッキリしない、いい加減。世の中なめてますね。
Renta!で購入済み
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病弱美少女に告白し恋人にしまった泳太君が、後に自らの迂闊さを嘆く如何ともし難い不道徳な話。小秋は病気から、泳太君は不自由さから、夏澄は生来の素質から性根がねじけて不道徳であり、良い展望が全く感じられない。お邪魔キャラな脇役が絡み始めると幸福感が漂うというのは実に独特である。とはいえ、みんな幸せになろうと頑張っているのだが、うまくいかない。人生ですね。ただ他の二人より達観しているためか、夏澄だけは幸福を得たように思う。このヒロインは妖しく究極的にはまあまあ優しい実にイイ女だ。ところで、ヒロイン二人は特に性的魅力を抑えた淡く美しい調子で描かれている気がする、読者にとってはだが。これが最大の購入の動機でした。