レビュー一覧

歴史漫画史上最高傑作 絵に慣れるまで少し抵抗があったけど、史実に基づいてて日本史に興味が湧く。

坂本金八原作、小山ゆう作画の坂本龍馬の生涯を追った漫画です、歴史漫画最高傑作と呼んでもよいでしょう。特に、ほぼ創作とされる竜馬の子供時代や上海編等は、幕末にかけて異常なまでのエネルギーを発揮した坂本龍馬という人物が如何にしてその動機を得たかという点で素晴らしい肉付けといえるでしょう。全編通じて子供から大人まで楽しめる素晴らしい傑作といえますが、あえて問題点を挙げると、青年編序盤に竜馬たちが色町に行ったり加代さんを抱くシーンがありますが、子供に読ませる際は注意です。序盤に竜馬の友達が惨殺されるシーンがありますが、これらは今後の身分差別を取り払おうという強い動機となるので、必須なのですが。後、終盤は歴史イベントを順に消化していかなければならない関係上、序盤にあった熱さが薄れ、やや淡々としています。これには土佐藩の殿様、山内容堂を絶対悪として描いていたのですが、子孫からの抗議でマイルドにせざるを得なくなっていった事が関係しているのでしょう。身分を超えて、いくつもの藩をまたがり大望を成し遂げたという割には、竜馬自身も何処か淡々としており、まるで今後訪れる自身の死という避けられない、最大のイベントを予感しているかのようです。しかしこれらは、感情のままに行動していた若い頃の竜馬がすっかり大人になったと見られることもでき、そして伝説へと至っていく描写ともとれるでしょう。

色々とトラウマなマンガです自分のせいで友達が斬られたシーンが強烈すぎ

歴史の勉強にもなるし、とても面白いです。まだ読んでない方が羨ましい。一度記憶を消して、もう一度読んで感動してみたいです。

龍馬が逆境にめげずにどんどん成長していきいます。階級制度を乗り越えていけるのか？はらはらで一気に最後まで読みました。

ファンクションなんだろう。ノンフィクションに寄せてるが。物語としては絵も見やすいし楽しい。でも、これを元に安易に坂本龍馬を想像しないでほしい。この時代、この物語の中の坂本龍馬の様に振る舞う人が存在する事は不可能なわけで、人気者で器の大きい人、そのくらいのイメージで止めておいて欲しい。

小山先生の作品は外れがないからすごくいいと思います

歴史上の実在の人物が出ているだけの純然たる作り話です。周囲の登場人物達は軒並み、主人公を讃える為の雑草扱いで、史実との関連は略見出だせない、奇妙奇天烈な代物です。

じーんときた(*´ー｀*) 終わってしまうのが寂しいと感じる作品です

乙女姉さんの影響がいかに強かったかわかるエピソードでした。