●自己紹介をお願いします。

琥狗ハヤテと云います。琥狗はオレンジ色の犬のこと…その通り自画像などはオレンジ色の犬っぽいものになっています。いつでも愛猫ダンテと一緒です。

●BLとの出会いを教えてください！

若かりし頃、ふと手に取ったものがBL作品でした。「こういう恋愛の描き方もあるんだな」とドキドキしたものです。ハードルが高い関係であるからこそ、ぐっとくるものがありましたね。

●BLを書いてきて「こういうところが好き！」という点はなんですか？

男女の恋愛ではない、同性であるからの絆のような関係が好きです。それを「恋愛」と云っていいのかは解りませんが、確かに一つの「愛」の形なのではと考えています。

●デビューした時と今、自分の中で「変わったな」と思うところと「変わらないな」と思うところはなんですか？

特に自分自身が変わったなと思うことはありません。いつも通り、けもけも・もふもふを愛し、オッサンキャラを愛し、男らしい男同士の関係を愛しています。読者の皆さんから見れば、変わった部分を感じたりしているのかも知れないですが。

●BLを書く上で楽しいと感じることを教えてください。

BLに限らず、物語を作り出すことを楽しいと思っています。

●Hシーンを書いていて困ることはありますか？　

この体位に愛はあるのか？　と常に考えています。モザイクが好きではないので、局部を絶対かかないぞ!!と、どうにかして隠す構図にもこだわってます（笑）

●今一番ハマっている人・ものに関して教えてください。

乗馬とゲームに（笑）インドアなのかアウトドアなのか…

●先生の書かれた作品のご紹介とアピールポイントをお願いします！

「剣と霧」
二人の主人公、ジエンとウーはものすごく男らしく、恋愛事でうじうじ悩んだりしません。生死に関わる仕事をしているので、とても即物的で野性的です。だからこそ、水面下で動く可愛らしい恋愛感情を読み取っていただければなと思います。もちろん、アクションシーンも堪能していただければと！

「あやしの君の恋模様」
けもみみともふもふを愛する皆さんに！　短編なども織り込まれていますが、人ならざる者と、人らしい人との関係性は私が好む物語でもあります。琥狗の真骨頂とも言えるかも知れません。

「情人（イロ）」
初めて、現代物を手がけた作品です。俺様攻めというものを頑張って描こうとした結果がこれです。俺様…になりきれない、それでも男の矜持を保とうとする栗原は、なかなかに私の好みです。

「魔王の甘い契約」
恐ろしげな魔王というポジションだけれど、可愛いクロム。亮に翻弄される姿もちょっとヘタレで哀れですが、ヘタレって考えように寄れば、ものすごく度量が深いからこそだと思います。そんな魔王様でもいいじゃない！　ポップでコメディなテンションがお好きな方に！

「あやしの君の恋煩い」
初めてのコミックです。私の原点でもあります。琥狗と云えばけもけももふもふ。それを決定づけた物語です。同時収録で短編もいくつか入ってます。私は受け攻め関係なく…ツンデレが好きなのか…？　無意識にツンデレちゃんが多いですよ！

●今後の目標、野望を教えてください。

壮大な物語が描いてみたいです。流行や時代性にとらわれない独自の着眼点で物語に取り組めたらいいなと、日々考えています。

●熱心な読者の方へメッセージをお願いします！

いつも作品を読んで下さり、ありがとう御座います！　私なりにこれからも作品作りと向き合ってゆければなと考えていますので、変わらぬ応援をお願いできればと思います！