あずみ 43
接近戦での圧倒的な強さを警戒した風魔衆から、眠らせず、食べさせない“食攻め”で追い詰められるあずみ。じりじりと消耗しながらも、敵の包囲網を破る一瞬の隙を窺っていた彼女に、ついにチャンスが訪れた!果たして抜けきれるか!?風魔衆とあずみの攻防が激化する…【全206ページ】
この作品の他の巻
【全48巻】完結
あずみ
少女のあずみを含む10人の子供達が、人里離れた場所で秘かに刺客として育てられていた。そして、彼らは爺の言葉をすべて正しいこととして疑うことを知らない、精鋭の刺客として育った。ある日、爺からいよいよ外界に出る時になったと告げられる。しかし、その前にこれまでの修業の総仕上げとも言うべき凄まじい試練が待っていた!
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)
レビューPICK UP
みんなの感想
心に残る (3人)
女性もOK (3人)
切ない (3人)
友情・仲間 (3人)
あずみ 1
少女のあずみを含む10人の子供達が、人里離れた場所で秘かに刺客として育てられていた。そして、彼らは爺の言葉をすべて正しいこととして疑うことを知らない、精鋭の刺客として育った。ある日、爺からいよいよ外界に出る時になったと告げられる。しかし、その前にこれまでの修業の総仕上げとも言うべき凄まじい試練が待っていた!【全216ページ】
あずみ 2
加藤清正を首領として担ぎ上げ、戦を企てている片桐兵部の一党。そのもとに、加藤清正からの偽の手紙を届けて行動を起こさせた爺。彼らの目的地となっている京都・伏見に向かう途中にある山中で、あずみ達に襲わせて片桐兵部一党を全滅させる作戦を立てたのだ。その爺の読み通り山中の道を片桐兵部一党がやって来た。【全222ページ】
あずみ 3
敵方の加藤清正を襲ったあずみ達は、甲賀忍者に追われ、これと戦う。その時、あまぎは左腕にかすり傷を負う。その夜、あまぎは高熱と激しい痛みに襲われる。甲賀忍者の刀には、毒が塗られていたのだ。毒が全身に回るのを防ぐため、爺はあまぎの左腕を切り落とすが、もう手遅れだった。これで、あずみの仲間は、ひゅうがとうきはだけになってしまった……【全222ページ】
あずみ 4
天海がとった次の作戦は、秀頼の第一の側近である大野長治に、爺(小幡月斎)を剣豪で天才的な軍略家と信じ込ませて仕官させることだった。豊臣方に放ってある隠密の協力も得て、爺はなんなく仕官することに成功。あずみとも共々、一挙に敵方の中枢へ潜り込むのだが……【全222ページ】
あずみ 5
大坂城内の牢に捕えられているあずみを救いに行ったうきはだが、自分も囚われの身となってしまった。愛人の新三郎をうきはに殺された淀君は、その復讐のため、あずみとうきはの二人を戦わせることにする。【全204ページ】
あずみ 6
ひゅうがが、最上美女丸に殺された。あずみにとって、最後の仲間であるひゅうがの死はショックが大きく、その骸を埋めた墓の側をしばらく離れることが出来なかった。あずみが深い悲しみに沈んでいたとき、ひゅうがを殺した女装の剣豪・美女丸は次なる目標、爺の元へ徐々に近付きつつあった。【全216ページ】
あずみ 7
“柳生新陰流”を名乗る剣士達に爺が襲われる。爺は危うく殺されそうになるが、すんでのところに駆け付けたあずみによって助けられる。“柳生新陰流”といえば、徳川家お抱えの流派。「今まで、自分達は徳川のために闘ってきたのに、なぜ?」…と、この爺への襲撃に対してあずみは徳川に抜きがたい不信感を抱く。一方の爺は、これには徳川家内の権力闘争が絡んでいると考える。そこで、その真相を確かめるべく、駿府城に向かう。そこには、爺が深い恩義を受けている僧侶で、家康のブレーンでもある天海がいるはずだからだ。駿府城に到着した爺は、あずみを残して単身で登城するのだが…【全222ページ】
あずみ 8
柳生宗矩一派の手から爺を救い出すことに成功したあずみ。なんとか危機を脱した二人は、武蔵国・川越にある喜多院を目指していた。この喜多院という寺は、徳川家康のブレーンである天海が住職を務めたこともある名刹。しかも、この寺のある川越からは爺の故郷も近く、柳生宗矩一派から命を狙われているあずみと爺が身を隠すには絶好の場所なのだ。その喜多院へと向かう道すがら、爺はあずみに「二人で静かに暮らしてゆこう…」と語る。あずみは、爺の言葉に違和感を感じつつも、これからの暮らしに期待を抱いていた。そんな爺とあずみが、ある橋を渡っているところに突然、柳生宗矩一派の追手が現われる。その瞬間、爺はあずみに「おまえはどこまでも生きて生き抜け!!」と言うや川に投げ込むのだった!!……【全232ページ】
あずみ 9
あずみを刺客として育てた爺が殺された。それも徳川方が放った剣客の手によって……今まで、徳川のために数々の危険を冒して多くの敵(豊臣方)を倒してきた自分達の命を、なぜ徳川方が狙うのか?実は、爺を亡きものにした刺客の背後には、徳川家内部の権力闘争が隠されていた。しかし、あずみはそんなことは知る由もない。爺や、今まで死んでいった仲間のことを考えると、あずみの気持ちは千千に乱れる。そんなあずみが身分を隠して世話になっていたのが小野忠明の道場。この徳川方の道場には、旧・豊臣方の家臣で秘かに家康暗殺の機会をうかがっていた井上勘兵衛も働いていた。偽名を使い、やけどで風貌も別人のようになっていた勘兵衛であったが、偶然、ここを訪れた本多正純によって、その正体を見破られてしまう。正純は、大坂夏の陣で火だるまになりながら家康の本陣に切り込んできた勘兵衛を忘れてはいなかったのだ。結局、この勘兵衛と共にあずみも小野道場を去ることになる。そして、傷付いてなお、家康を討とうとして決して諦めない勘兵衛。その凄まじい執念を目のあたりにしたあずみは、勘兵衛の代わりに家康を討つことを決意する。そのあずみを待ち受けていた運命は……【全212ページ】
あずみ 10
貢喬介、松井凛太郎を斬ったことで、悲しみ、苦しんでいたあずみの前に井上勘兵衛が現れる。勘兵衛は自分の主・加藤清正を殺した彼女に勝負を求める。斬りたくないと思いながらも、彼の意志の強さを感じたあずみは勝負の末、彼を斬る。その頃、柳生宗矩はあずみに対してさらなる刺客を送っていた。【全228ページ】
あずみ 11
きくが病気になったため、農民の弥吉の家で世話になっていたあずみ。そこであずみは、弥吉の家族たちと触れ合い、家族の暖かさを感じていた。しかし、そんなあずみのもとにまたもや刺客が送り込まれた。弥吉一家には迷惑をかけまいと心に誓うあずみではあったが……【全228ページ】
あずみ 12
誰にも支配されることもなく、剣も持たない集団“道々の輩”とともに旅を続ける途中、あずみは無法浪人の金角・銀角につかまった。しかし、その危機もあずみは難なく逃れた。そんなある日、“道々の輩”たちは領主に城へ招待された。喜ぶ彼らだがこれは領主が仕掛けた罠だった!領主の思い通りにならない彼らや浪人達を城に集め、一網打尽にするという作戦だったのだ。あずみや俊次郎の運命は!【全220ページ】
あずみ 13
きくと二人で旅をするあずみ。道中、休憩をしようと立ち寄った茶店に倉石左近と名乗る男が現れる。彼はかつて宿敵であった刺客、喬介と凛太郎があずみに斬られて死んだことを知り、彼女に近寄ってきたのだった!【全230ページ】
あずみ 14
毒矢を受け、身体の自由がきかなくなったあずみは、一度は左近にら致されるものの、なんとか逃げ出すことに成功する。しかし、まだ身体は思うように動かない。「この状態でまた追手に見つかったら……」。と、そこに現れたのは、味方である俊次郎であった。俊次郎は、あずみを竹薮の中の小屋に運び、介抱する。そして、解毒の薬草を探しに行こうとする俊次郎に、あずみは「薬草より……俊次郎どのに、ずっと、そばにいてほしい、です…」と告げる。追われる恐怖から逃れ、束の間の安息の時を過ごすあずみ。しかし、そのあずみを執ように狙う左近の影が、すぐそばに迫っていた……【全218ページ】
あずみ 15
きくと再び旅を開始したあずみだったが、突然きくが病に倒れてしまう。医者を求め、ある藩に立ち寄ることにしたのだが、そこは通過する予定の幕府の金塊を狙う浪人集団に占拠され、無法地帯となっていた。幸い、あずみときくはある武家の屋敷に世話になることに。だが、あずみが剣の達人であるという情報を入手した浪人集団の参謀格・板倉は、その存在が金塊奪取計画の邪魔になると考え、ある行動に出るのだった……【全234ページ】
あずみ 16
七人衆に、きくを惨殺されたことで、怒りが頂点に達したあずみは、ならず者が占拠する宿場へと乗り込み、敵とみなしたもの全てを切り捨てていく。そしてついにならず者を指揮する七人衆のもとにたどり着く……だが、そんなあずみを、いくつもの銃口が物陰から狙っていた!!【全226ページ】
あずみ 17
京都で、昔の友達のやえと思いがけず再会を果たしたあずみ。だが、なかなか会う機会を持てないまま、日数だけが過ぎてゆく。一方、幕府の密名によりあずみの命を狙う旗本たちが、続々と京都に集結。その中でも腕の立つ長瀬・千堂のふたりが、武者修業のためと称してあずみの住む寺に現れる。寺で宝蔵院流の槍術を教える師範代・覚玄があずみに代わって相手を務めるが……!?【全224ページ】
あずみ 18
忍びの一族・泥鵺によって西田が殺され、呆然とするあずみを旗本らが襲った!あずみは必死に防戦するが刀が折れ、遂に組み伏せられてしまう。だがその時、甲賀忍者・飛猿の手によってあずみは窮地を脱する。翌朝、意識を取り戻したあずみを待っていた人物とは……【全214ページ】
あずみ 19
外界と遮断された、キリシタンの領地を訪れたあずみは、その地の中心的人物である小西静音と出会う。過去も未来も知ることが出来る、という静音は、あずみはこの地で無残に命を落とす、と預言し……!?【全220ページ】
あずみ 20
殺戮集団・羅刹鴉の不意打ちをかろうじて凌いだあずみだったが、なぜか彼らの中に初めて経験するほどの恐怖を感じる。その後、あずみは静音の話から、俊次郎が金山と製鉄を根幹に理想の国家を興そうとしていることを知る。だが、それは……!?【全206ページ】
あずみ 21
俊次郎が、領地から出て行こうとした仲間たちを殺害し、逆らった者を金山での強制労働に就かせていたことを知ったあずみ。弁解する俊次郎を置き去りにしたあずみは、内乱を止めるべく領民の指導者・静音のもとへと向かう。一方、金山に取り残された俊次郎は、領民たちを扇動する静音を目の当たりにし……!?【全222ページ】
あずみ 22
反乱軍側の殺戮集団・羅刹鴉に父を殺され、仇討ちのためにあずみを捜す、がっち。静音の家へと渡る長い丸木橋を必死で乗り切った彼は、静音が平然と人を殺す現場を目撃する。静音の正体を知ったがっちは、あずみを何とか救助しようとするが……!?【全208ページ】
あずみ 23
羅刹鴉との果し合いに勝利し、これを一掃したあずみ。だが、使いの者の知らせで、天海が内乱鎮圧のためこの領地に向かっている事を知る。情報を先に得た反乱軍の将・玄斎は、国境に配置した大砲群へと向かった。恩人の危機を救うため、あずみは雪原を駆ける…!!【全206ページ】
あずみ 24
恩人・天海から使命を受けたあずみたちに、新たに兵介という仲間が加わる。一方、あずみ抹殺を企てる柳生宗矩は、忍び頭領のひとりにあずみの情報と似顔絵を書き記した密書を送っていた!!なにも知らないあずみたちは…!?【全224ページ】
あずみ 25
反幕府軍忍び衆の頭領のひとり、上山八郎と対峙するあずみ。だが、そこには倒すべき標的ではない八郎の弟・猪も居合わせていた。雨の中、上山兄弟は、はさみ討ちであずみを打ち倒す作戦に出る。だが、あずみはこの兄弟が農民の子どもと無邪気に遊ぶ一面を見ていたために…【全204ページ】
あずみ 26
反幕府軍との全面戦争に突入し、次々と敵である忍び衆を倒していくあずみたち。だが、敵の少年部隊に宿舎を突き止められてしまう。一方、忍び衆に監禁されていた、あずみの仲間、はつねは監視の者を欺いて部屋を抜け出すが、敵に囲まれてしまい…!?【全212ページ】
あずみ 27
伊達政宗が扇動する、反幕府忍び衆の集結する屋敷へ潜入したあずみたち。その気配に気付いた敵が待ち受ける中、あずみは一瞬にして10人目の標的の刺殺を成し遂げる。そして翌日、政宗に仕官する身となった宮本武蔵が訪れ、あずみに決闘を申し込む。【全206ページ】
あずみ 28
困難の末、討幕軍を率いていた伊達政宗を追い詰めたあずみ。無念を残しつつも死を覚悟した政宗は、湯治場であずみと裸で向かい合い、その胸中を語りだす。一方、宮本武蔵は、政宗の居所を聞き出して救出に向かうが、時すでに遅く…!?【全216ページ】
あずみ 29
領地の偵察のため、梵天丸を利用したあずみ。それを知った梵天丸は怒り、何でも自分の言うことに従えと要求する。あずみはそれを了承し、彼女をものにしたい梵天丸は屋敷へ連れて行く。そして酒を飲み、酔った梵天丸はあずみへの恋情を爆発させるが…!?【全212ページ】
あずみ 30
柳生の高官・加納から、あずみには好きな男がいると聞かされた梵天丸は、その相手・兵介のいる領地へ向かう。一方、あずみも兵介に会うためにやってきていた。楽しい時を過ごすあずみと兵介。だが、それを目撃した梵天丸はふたりの仲睦まじい様子に激しく嫉妬して…!?【全216ページ】
あずみ 31
姉のお鏡に誉められたい一心で、内輪もめをしていた柳生の兵を次々と斬ってしまう千代蔵。だが、お鏡はそんな千代蔵に怒りの視線を投げる。あてもなくさまよう傷心の千代蔵を偶然目撃したあずみは、用心のため後を追いかけるが、ふとしたことから彼と心を通わせることに…【全202ページ】
あずみ 32
あずみの仲間・虎之助が、柳生の刺客に斬られてしまった。せめてもの手向けにと、虎之助の気持ちに応え口づけをするあずみ…。だが、それを見た梵天丸は「この売女め」と口汚くあずみを罵る。一方、柳生は天海の乗った荷車を必死に捜索し、ついにその場所を突き止める。絶体絶命の天海は…!?【全204ページ】
あずみ 33
加納に囚われた彦四郎と、梵天丸の人質交換のため“庭内”に単身乗り込んだあずみ。だが、加納はここの住人たちにも「あずみを殺せば十両を与える」と焚きつけ、あずみにとっては柳生の兵ばかりでなく、“庭内”全てが敵という状況に。そんな中、あずみは梵天丸を先に手放すことに同意するが…【全210ページ】
あずみ 34
加納率いる敵部隊はあずみの手により壊滅した。だが、戦いの最中、加納に斬られた彦四郎も息を引き取り、あずみは喪失感に胸を締め付けられる。一方、あずみの身を案じ、修業先から領地やって来た兵介は、寺院が焼き討ちに遭ったという話を聞き…!?【全204ページ】
あずみ 35
人質に取られた徳川秀忠の次男・国千代を奪還するため、敵の領内に侵入したあずみたち。だが、仲間のひとりが捕らえられ、拷問にかけられてしまう。助けに行けば見つかってしまうし、拷問に負けて仲間の風体をしゃべられても困る。あずみは、変装してひとりで助けに向かおうと考えるが、片時も側を離れない千代蔵が足手まといで…【全204ページ】
あずみ 36
武信の屋敷で歓待を受けたあずみたちだったが、酒に酔った千代蔵が刀を振り回したため、騒ぎとなってしまう。何とかその場を収めたあずみは、詫びのしるしに、刀と独楽を使った曲芸を披露。その技に感心した武信は、城下で一番の剣の使い手と言われる木下馬琴に、あずみの芸を見せたいと言い出して…【全240ページ】
あずみ 37
服部半蔵らとの密談中、襲いかかってきた謎の一団を一瞬にして全滅させたあずみ。そこへ、屋敷からいなくなったあずみと千代蔵を探して馬琴がやってくるが、あずみは、半蔵らと千代蔵が一団を殺したと嘘をつく。あずみに武術の心得があるのではないかと疑う馬琴は、日頃鍛練をしている石段にあずみたちを誘うが…【全206ページ】
あずみ 38
自分が将軍と天海僧正の手によって送り込まれた刺客であることを証明するため、武信配下の精鋭4人を圧倒的な力の差で打ち負かしたあずみ。あずみの言葉を信用した武信は、一方で、配下を襲った“玄武の刺青をした黒装束の一団”の正体を探るべく、金地院崇伝側の京極を呼び出して…【全208ページ】
あずみ 39
互いの立場を越えて、惹かれ合っていくあずみと武信。だがそんな中、反天海勢力の金地院崇伝一派が、武信を亡き者にするべく城内に迫ってきた。あずみはひとまず使命を横に置き、武信に協力することを決意。熾烈な決戦を前に訪れたわずかな時間に、武信の妹・鈴姫と風呂で憩うが…【全208ページ】
あずみ 40
敵勢・京極一派の猛将ふたりを向こうにまわし、ひとりで天守閣の階段を死守する忍びの陣左だったが、奮闘虚しくついに力尽きる。一方、敵に見つけられ絶体絶命のおんたちの前に、あずみと千代蔵が救出に現れた。天守閣へと急ぐあずみたちは、数に物をいわせて迫り来る敵をなぎ倒して行くが…【全204ページ】
あずみ 41
国千代の救出という過酷な使命を果たし、天海とともに海路で江戸へと戻るあずみ。武信への思慕の情を残しながらも、千代蔵とともに束の間訪れた安らぎに浸る。そんな折、あずみの活躍を聞かされた国千代の母・お江与より、どうしてもあずみに会ってお礼が言いたいという申し出があり…【全202ページ】
あずみ 42
女であることを隠し、口のきけない武芸者を装って旅籠で働くあずみ。だが、ささいな騒動がきっかけで、旅籠の娼婦・茜に女であることがばれてしまう。言葉を交わすことで、徐々に心を通わせ始める茜とあずみだったが、そんな時、茜が“敵”と言って嫌う客が旅籠に現れて…【全204ページ】
あずみ 43
接近戦での圧倒的な強さを警戒した風魔衆から、眠らせず、食べさせない“食攻め”で追い詰められるあずみ。じりじりと消耗しながらも、敵の包囲網を破る一瞬の隙を窺っていた彼女に、ついにチャンスが訪れた!果たして抜けきれるか!?風魔衆とあずみの攻防が激化する…【全206ページ】
あずみ 44
風魔の手を逃れたまでは良かったが、生来の方向音痴から森で迷ってしまった万。しかもようやく出会えた頼みの綱の男は、道案内する代わりにと身体を要求してきた。一度は断った万だったが、礼がないなら案内はしないと言い張る男に対し、しかたなく胸を触らせることを承諾して…?【全206ページ】
あずみ 45
爺の故郷である甲斐の国に到着したあずみは、城代家老から予期せぬ歓待を受けることに。自分はともかく、仲間たちの身が甲斐の家臣たちによって守られているという環境に安堵したあずみは、久々に仲間と笑顔ではしゃぎ回る。だがそのころ、金地院崇伝と京極に再び暗躍の兆しが…【全206ページ】
あずみ 46
新領主である忠長、将軍の名代として同行した家光、さらに福島正則ら続々と役者が甲斐に揃い始める中、あずみ一行は宿舎を小さな寺へと移していた。ある日、名目上“忠長の思われ人”ということになっているあずみは、忠長を喜ばせたい一心の家老に呼び出されて登城するが…【全234ページ】
あずみ 47
毒を盛られ体調を崩した次期将軍・家光を見舞いに訪れたあずみは、そこで、将軍継嗣に絡む陰謀のため甲斐に入国していた仇敵・柳生宗矩と再会する。京極のほかにも、自分の命を狙う人間がこの地にいることを悟ったあずみは早々に退席するが、背後からひとりの侍が声をかけてきて…【全234ページ】
あずみ 48
息のかかった忠長を将軍にすべく、次期将軍・家光と福島正則の謀殺を企む京極は、計画にとって邪魔者であるあずみに謀反の疑いをかけることで、その動きを牽制しようとする。一方、滞在する躑躅ヶ崎館内の不穏な空気から、福島の側近たちは自分たちが京極に陥れられたと気付き…【全236ページ】
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