午前2時のきれい

評価がわかれているのが頷けます。私は好きでした。絵、雰囲気もどことなく色気を感じる。この絵も好き嫌いわかれるかなーと。ただ、言葉はあまりに遠回しだとわかりずらくて、？になる。2話が自分にとってそんな感じの話です。でも表題作がすごく良かった。語彙力ないですが、何かしら影のある作品をかかれる作者様なのかなと。明るくほのぼの、わかりやすい結末がドンみたいな作品を求めてる時には読みにくいかもですね。表題作、もう少し読みたいです。本当は2話目が好みではなかったので☆4くらいですが、表題作が好きなのと、評価低くてもったいないので☆5にしました。

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この先生は凄い。この世界観は美しい。吐く息とか仕草で場面の空気がうまれる。言葉選びも含蓄多く、読後ウットリする。求めるもの次第でレビューは変わるだろうけど、こういう空気感はBLだからこそできる。含蓄です。

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すごく、凄く、心が揺さぶられた。絵は好みではないし、華やかなお話ではない｡日常の中に潜む、甘い闇？闇までいかないな、ひとの心にある、薄紫色の秘めやかな恋情、みたいなものを描けるセンセだ。だから読んだあとの、ため息が深い。美しいせりふに酔ってしまいそうだ。凄いセンセだ。

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見事な話でした。言葉の選び方使い方、そして登場人物の関係性、とくに二つ目のお話（シキとハルのお話）が見事でした。見事、と繰り返していますが、そうとしか言いようがありません。繊細な絵柄と相まって、本当に、繊細なお話が活きていました。これは小説で読みたいとも思いました。作者の才能に脱帽いたします。

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あくまで私の主観でしかないですが、ほわわんとしてキラキラな感じというか、ぼんやりというか。でもゆるやかでストーリー重視のかたには良いかもしれません。ただ、1作、切ないものがあったのでマイナス１つです。

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