怪奇古物商マヨイギ

おまけのために大量購入させられ廃棄される商品。他者の価値観に無遠慮に介入されて捨てられる商品。利益のために改変を強いられ品質を劣化させられた商品――。洋の東西、時代を問わず、この世の不条理・不合理を浴びて理不尽な目にあう商品を買い取る奇怪な古物商店「馬酔木《マヨイギ》」。白黒はっきりとさせたがり過ぎる世の中で、常に『合理的』な判断を下す店主・馬酔木が今日もまたワケアリ品から物言わぬ訴えを聞き取り、愚かな人間達へ“お返し”していく――。

（※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています）

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• 5

  針原さん

  2024-08-13
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  あやしい正体不明の男が営む古物商とそこの常連客の小説家というよくありそうな舞台設定と登場人物ではあるけれど背景・構図・人物の描き分け・表情の描き分けなどの描き込みが達者、物語のテンポが良い・怪異がそんなに怖くないなど（１巻を読んだ時点では）とても良い作品。

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• 4

  あきさん

  2024-08-11
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  時代物のミステリー(妖怪モノ)。各話で出て来る困った人間を人外っぽい店主(とたまに小説家の主人公)が更生させたりさせなかったりする話です。前までの話で出てきた人物を使い捨てにせず、後日再度出してるあたりが個人的にポイント高いです。物語全体の謎みたいなのが弱く、長期間読みたいと思える作りに今のところなっていないのが少し勿体無いなと思いました。

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