復讐の転生貴族〜全てを奪われた大賢者、己を【複製】して二度目の生を得る〜

権力を貪る腐敗した貴族どもに悪虐の報いを！　王道ダークファンタジー開幕！　貴族が捕虜民を虐げるのが当たり前の世界で、捕虜民に生まれながら「大賢者」の称号を得た天才魔術師レイン。だが、その魔術も、手に入れた地位と名誉も、貴族にとっては目障りな排除対象でしかなかった。罠にはめられ無惨に殺されたレインは自らの魔術で自らの魂を複製。仇敵の跡取り息子として転生し、自分を殺した貴族たちに復讐を誓う！　さあ――粛清の時間だ。【全178ページ】

薄汚い堕落貴族どもに報復の一撃を！　「捕虜民」の出身である――ただそれだけの理由で、理不尽に惨殺され、名誉と未来を奪われた大賢者レイン。彼は死の間際、【複製】の秘術で自身の魂を複製し、自らを陥れた貴族の息子・シヴァンに生まれ変わった。世継ぎの兄・ファルケを追放し、父・ダミアンへの復讐を果たしたシヴァンの前に、かつて自らを殺した美少女兵器シエルが立ちはだかる！　本格ダークファンタジー、風雲急告の第2巻！【全178ページ】

父への復讐を果たし、ダミアン公爵家の当主となったシヴァンは、わがまま令嬢エステルを謀略にかけ、広大な穀倉地帯を領有するシルバ家の簒奪に成功。次なる復讐の標的として騎士団を統率するデミアル家を選ぶ。だが当主ヘルマンは先手を打ってシヴァンの侍女・アズに魔の手を！？　一方、皇族・リーシャの複製たるシエル型兵器の謎をめぐり、超常の魔力を持つ皇族や、謎の仮面の男ら「新たな力」が激突する！　本格復讐ファンタジー、予測不能の第3巻！【全172ページ】

傷心のエステルの前に現れた謎の仮面の戦士！　シヴァンに恨みを抱くエステルに対して、彼が迫った運命の選択とは！？　一方、オードリーの故郷、“人を御する獣”の地、傀儡島オ・ポルテに降り立つシヴァン。絶大な力を持つ皇族・ロイドとの対決に備え同盟者を求めるが、島のリーダー・ジュリーはシヴァンとの握手を拒む！　帝国との直接対決が迫る中、明かされる島の秘密、そして神出鬼没の仮面男の正体とは！？　本格復讐ファンタジー、前古未曾有の第4巻！【全172ページ】

皇族・ロイド卿の来訪に浮き足立つポルテ島の総督ヤコブは、この機に乗じて島の住人・獣毛族の掃討を断行。島のリーダー・ジュリーは、帝国との徹底抗戦の覚悟を決め、シヴァンとの共闘を選択する。一方、海に投げ出されたエステルは、救けてくれた獣毛族の長老・メリッサの心に触れ、新たな自分に気づき始める。かくして島民の誇りと未来をかけた戦いの――そしてシヴァンとロイド、互いの野望と策略を秘めた【お茶会】の――幕が切って落とされる！　本格復讐ファンタジー、丁々発止の第5巻！【全164ページ】

「共に皇帝を斃そう」　皇族・ロイドからの共闘の誘いに、シヴァンは戸惑う。だが、次にロイドが漏らした一言の「真実」が、彼の中の怒りに火をつけた！　交渉は決裂し、謀反者としてロイドに処刑されるシヴァン。ロイドの火炎魔法がまさにシヴァンに襲いかかる瞬間、目の前に巨大な影が立ちふさがった。それはオードリーが繰り出した“人を御する獣”の秘技、鬼岩傀儡“ゴーレム”！！　一方のロイドも“炎の貴婦人”ヘスティアーで対抗！　勝つのは煉獄の炎か、超弩級のパワーか。そしてシヴァンの秘策「狐狼の策」とは！？　本格復讐ファンタジー、瞠目必至の第6巻！【全174ページ】

強敵・ロイドを撃破し、ポルテ島を帝国から獣毛族の手に取り戻したシヴァンたち。だが、その勝利はゴーレムを操るオードリーや、美少女戦闘兵器・シエルの力に頼るところが大きかった。帝国との対決が決定的となった今、シヴァンは自分が戦士としては戦力外であることを自覚し、【複製】魔術の戦闘への応用を模索する。そんな中、意外な人物が、想定外の姿で、戦線に加わることに……。一方、痛手を負いながらも、シヴァンの転生の秘密と、不老不死のヒントを掴んだロイド。帝国に戻った彼を待ち受けていたのは、皇帝に次ぐ帝国の中枢・“皇の六花”の面々だった！　本格復讐ファンタジー、吐故納新の第7巻！【全166ページ】