煙たい話 29
クリスマス当日。約束通り楽しい日にしようと、武田はケーキを買って帰る。足取りも軽くマンションの階段を駆け上がると、家の玄関先には同じくちょうど帰ってきた有田が。しかしその手には見覚えのある箱があり……。恋人とも、友人とも、家族とも違う。それでも君の隣にいたい。自分たちだけの関係を模索しながら生きる人々の日々を綴った物語。【全33ページ】
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煙たい話
ある日の昼下がり。有田に車を出してもらった武田は、引っ越しの最後の荷物を積み込んで新居へと向かう。部屋に入ると、どうやら他の荷物はあらかた片づいているよう。残りの荷ほどきをふたりで進めていると、武田が持ってくるはずのレンジがないことに有田が気づいて……。家族とも、友人とも、恋人とも違う。それでも君の隣にいたい――。自分たちだけの関係を模索しながら生きる人々の日々を綴った物語。
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)
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ピュア (1人)
ほのぼの (1人)
煙たい話 1【特典ペーパー付】
ある日の昼下がり。有田に車を出してもらった武田は、引っ越しの最後の荷物を積み込んで新居へと向かう。部屋に入ると、どうやら他の荷物はあらかた片づいているよう。残りの荷ほどきをふたりで進めていると、武田が持ってくるはずのレンジがないことに有田が気づいて……。家族とも、友人とも、恋人とも違う。それでも君の隣にいたい――。自分たちだけの関係を模索しながら生きる人々の日々を綴った物語。【全40ページ】
煙たい話 2
引っ越し早々、食器やらカーテンやら……足りないものに気づいた武田と有田は、ホームセンターに買い出しに行くことに。二手に分かれて買い物をしていたところ、武田は勤め先の高校の生徒である月山と橘に遭遇。誰と来たのかと訊かれ、言葉に詰まってしまう。家族とも、友人とも、恋人とも違う。それでも君の隣にいたい――。自分たちだけの関係を模索しながら生きる人々の日々を綴った物語。【全23ページ】
煙たい話 3
街のお花屋さんで働く有田。常連の大谷さんに注文された花束を作る傍ら、店長である龍二の惚気話に花が咲く。帰り際に大谷さんは「有田くんも良い人ができたら報告するんよ」と一言。それを耳に挟んだ龍二は、有田にある言葉をかける……。家族とも、友人とも、恋人とも違う。それでも君の隣にいたい――。自分たちだけの関係を模索しながら生きる人々の日々を綴った物語。【全29ページ】
煙たい話 4
一年前の梅雨のある日、武田は雨宿りしていた有田に遭遇する。その隣には一匹の猫が。どうやら雨の中で弱る姿が心配で軒下に運んだものの、有田も動けなくなってしまったらしい。そんな有田に武田が「助けないの」と問いかけたことで、高校卒業以来会うことのなかった二人の関係が静かに動き始める。家族とも、友人とも、恋人とも違う。それでも君の隣にいたい――。自分達だけの関係を模索しながら生きる人々の日々を綴った物語。【全45ページ】
煙たい話 5
猫のおじさんの世話を通して始まった二人の交流は、おじさんとの別れを機にパタリと止まっていた。半年後の冬、ひょんなことから二人はしばしば一緒に食事をするようになる。そんな中、人と人との縁が簡単に途切れてしまうことに気づいた武田は、有田にある提案を持ちかける……。家族とも、友人とも、恋人とも違う。それでも君の隣にいたい――。自分たちだけの関係を模索しながら生きる人々の日々を綴った物語。【全29ページ】
煙たい話 6
「一緒に住まない?」という武田からの唐突な提案。そのわけを聞くと「有田と会えなくなるとつまらないから」だという。自分の気持ちに率直に従う武田に対して、どうしても誰かに説明できる「正しい理由」を求めてしまう有田。悩み続けた先で有田が出した答えは……。家族とも、友人とも、恋人とも違う。それでも君の隣にいたい――。自分たちだけの関係を模索しながら生きる人々の日々を綴った物語。【全31ページ】
煙たい話 7
「どうして放っといたんです」。夏休み目前、学年主任に生徒と一緒に怒られているのは武田!? どうやら校則を破った生徒を注意しなかったよう。職員室に戻っても説教は終わらず、「校則を守らせるのは社会の理不尽に耐える練習」だと学年主任は話す。ただ、武田はどうにも腑に落ちないようで……。恋人とも、友人とも、家族とも違う。それでも君の隣にいたい――。自分たちだけの関係を模索しながら生きる人々の日々を綴った物語。【全31ページ】
煙たい話 8
生徒から見た武田はどんな先生? 放課後の教室で、生徒たちは担任である武田の噂話に花を咲かせる。親しみやすい反面、どうも頼りなく、怒った姿すら想像できない。生徒の一人である橘梨々子は、そんな武田に、本来教師にあるはずのものが感じられないことに気づく……。恋人とも、友人とも、家族とも違う。それでも君の隣にいたい――。自分たちだけの関係を模索しながら生きる人々の日々を綴った物語。【全27ページ】
煙たい話 9
いつもの夕方、龍さんに店番を頼まれた有田の前に現れたのは、思いもよらない“お客さん”で……。恋人とも、友人とも、家族とも違う。それでも君の隣にいたい――。自分たちだけの関係を模索しながら生きる人々の日々を綴った物語。【全35ページ】
煙たい話 10
お休みが被った日、武田と有田はお寿司屋さんを訪れる。好きなネタを食べながら近況を話す二人。すると、会話は「子どもと大人の違い」へと発展。有田は以前ありすちゃんと留守番した日を思い出しながら、ある“気づき”を武田に話す……。恋人とも、友人とも、家族とも違う。それでも君の隣にいたい――。自分たちだけの関係を模索しながら生きる人々の日々を綴った物語。【全36ページ】
煙たい話 11
夏真っ盛り。お母さんにおつかいを頼まれた梨々子は、久しぶりに叔父である龍二のお花屋さんへと向かう。覚えている景色とは違うお店までの道のり。自分の周りが刻々と変わっていくことに、梨々子は一抹の不安を覚えて……。恋人とも、友人とも、家族とも違う。それでも君の隣にいたい――。自分たちだけの関係を模索しながら生きる人々の日々を綴った物語。【全35ページ】
煙たい話 12
仕事帰り、本屋さんへと立ち寄った武田。そこで偶然にも幼馴染みの比奈子と出会う。お茶をしながら、近況報告に花を咲かせる二人。有田との同居生活に話が移ると、そこで武田は比奈子から予想だにしなかった言葉をかけられる……。恋人とも、友人とも、家族とも違う。それでも君の隣にいたい――。自分たちだけの関係を模索しながら生きる人々の日々を綴った物語。【全33ページ】
煙たい話 13
学校に来なくなった生徒の親から電話で相談を受ける武田。気持ちの整理がつくまで少しそっとしておきましょうと伝えるが、生徒の親からは予想だにしなかった言葉をかけられる。さらに、仕事帰りに迷子を見つけた武田はお母さんのもとへと無事に届けるも、その優しさは思うように伝わらず……。恋人とも、友人とも、家族とも違う。それでも君の隣にいたい――。自分たちだけの関係を模索しながら生きる人々の日々を綴った物語。【全37ページ】
煙たい話 14
生徒の親にキツい言葉をかけられ、助けた迷子の親には疑いの目を向けられた武田。ただ本人は気にしていないようで、むしろその話を聞いた有田にモヤモヤがつのる。必ずしも優しい人に優しさが返らない――。仕事中も考えるが、霧は晴れない。そんななか帰宅すると、家の様子がいつもと違っていた……。恋人とも、友人とも、家族とも違う。それでも君の隣にいたい。自分たちだけの関係を模索しながら生きる人々の日々を綴った物語。【全31ページ】
煙たい話 15
台風が近づくにつれ、雨が降り始め、風は窓を鳴らす。ただ、武田はまだ帰ってこない。電話をかけても繋がらず、有田は不安を募らせる。そんななか、スマホには見知らぬ番号からの着信が。不審に思いながらも出てみると、電話口からはなぜか武田の声が聞こえてきて……。恋人とも、友人とも、家族とも違う。それでも君の隣にいたい。自分たちだけの関係を模索しながら生きる人々の日々を綴った物語。【全37ページ】
煙たい話 16
夜通し吹き荒れた嵐は、朝になるとすっかりいなくなっていた。花屋はいつもと変わらず開店。有田はテキパキと準備を進める。すると昨日に引き続き、常連の多比良さんがやってきた。今度は花瓶を買いたいよう。さっそくお店の中に案内する有田だったが、多比良さんから思わぬ言葉を投げかけられる……。恋人とも、友人とも、家族とも違う。それでも君の隣にいたい。自分たちだけの関係を模索しながら生きる人々の日々を綴った物語。【全33ページ】
煙たい話 17
嵐の翌日、職員室で武田は一ノ瀬先生に呼び出される。学校に来なくなった生徒の母親からまた電話があったらしい。うまくコミュニケーションできていないことを察して、一ノ瀬先生はいつもの通り武田を諭す。ただ、今回は予想外すぎる反応が返ってきて――。恋人とも、友人とも、家族とも違う。それでも君の隣にいたい。自分たちだけの関係を模索しながら生きる人々の日々を綴った物語。【全35ページ】
煙たい話 18
放課後の一室で、生徒に配る資料の準備を進める武田と藤木先生。作業をしながら、話は武田の性格に移る。最初から諦めてしまうのは少し寂しい。「分からないことは自然なこと」だと話す武田に、藤木先生がそう伝えると、武田はあの夜の有田を思い出す――。恋人とも、友人とも、家族とも違う。それでも君の隣にいたい。自分たちだけの関係を模索しながら生きる人々の日々を綴った物語。【全33ページ】
煙たい話 19
夏が過ぎ、すっかり秋めいてきたある日。栗ごはんを食べようと二人は昼間からせっせと栗の渋皮をむく。ただ、根気のいる作業に苦戦する二人。さっそく根負けした武田が、休憩がてらにスマホをいじっていると、思わぬものを発見して……。恋人とも、友人とも、家族とも違う。それでも君の隣にいたい。自分たちだけの関係を模索しながら生きる人々の日々を綴った物語。【全29ページ】
煙たい話 20
ジャンケンに負けて文化祭の実行委員となった梨々子。お昼になってもぼやいていたが、環に宥められしぶしぶ受け入れることに。一方、同じくジャンケンに参加していた沙織はまさかの一抜け。放課後は外を眺めて暇そうにしているからと、梨々子は沙織にも手伝わせようとするが、環から予想外の話が――。恋人とも、友人とも、家族とも違う。それでも君の隣にいたい。自分たちだけの関係を模索しながら生きる人々の日々を綴った物語。【全29ページ】
煙たい話 21
母に頼まれて、またもや龍二のところへおつかいにきた梨々子。花屋の扉を開けると、そこにはありすがいた。初めは戸惑いをみせつつも、折り紙で遊びながらすぐに仲良くなる二人。すると来客を知らせるベルが鳴る。梨々子が扉に視線を移すと、そこに立っていたのは――。恋人とも、友人とも、家族とも違う。それでも君の隣にいたい。自分たちだけの関係を模索しながら生きる人々の日々を綴った物語。【全41ページ】
煙たい話 22
学校帰り。駅に向かって歩いていると、どこからか自分の名前を呼ぶ声が。辺りを見渡す梨々子。すると、横断歩道の先に有田とありすが立っていた。どうやら配達の帰りらしい。有田は「一緒に車で帰る?」と提案してくれた。でも、二人は今、お仕事中。そう思って梨々子が遠慮しようとすると――。恋人とも、友人とも、家族とも違う。それでも君の隣にいたい。自分たちだけの関係を模索しながら生きる人々の日々を綴った物語。【全31ページ】
煙たい話 23
文化祭当日。会場はたくさんの人で賑わっている。梨々子が案内係をしていると、視線の先に見知った3人の姿が。ありすが誘った通り比奈子と龍二を連れて来たのだ。3人がクラスの出し物に参加して帰ってくると、これまで会うタイミングを逃し続けた龍二に梨々子は話しかける――。恋人とも、友人とも、家族とも違う。それでも君の隣にいたい。自分たちだけの関係を模索しながら生きる人々の日々を綴った物語。【全35ページ】
煙たい話 24
秋も深まるとある休日、武田と有田は水族館へと足を運ぶ。魚たちを眺めながら、話題は文化祭の事へ。武田は自分のクラスの橘梨々子が龍二の姪っ子であることを知る。どうやら有田との交流もすでにあるよう。武田はそこで、梨々子に自分たちの関係を話してないの? と素朴な疑問を有田にぶつけるが…。恋人とも、友人とも、家族とも違う。それでも君の隣にいたい。自分たちだけの関係を模索しながら生きる人々の日々を綴った物語。【全29ページ】
煙たい話 25
常連の大谷さんが花屋にくると、店先に来月の店休日のお知らせが。いつもより多い休日。龍二に事情を聞くと、どうやら結婚式の装花のお仕事があるらしい。大谷さんはめでたい話だと感慨に耽る。一方、耳を傾けていた有田は神妙な面持ちで、今朝、兄から入籍の電話を受け取ったことを思い出す――。
恋人とも、友人とも、家族とも違う。それでも君の隣にいたい。自分たちだけの関係を模索しながら生きる人々の日々を綴った物語。【全33ページ】
恋人とも、友人とも、家族とも違う。それでも君の隣にいたい。自分たちだけの関係を模索しながら生きる人々の日々を綴った物語。【全33ページ】
煙たい話 26
冬休み前、職員室では進路の話が上がる。否が応でも将来を見据えなきゃいけない高校生活後半。二宮先生はそんな生徒を見て思うところがあるという。どうやら将来を考えられなかった自分が、生徒にそれを求めるのが申し訳ないらしい。そこで藤木先生は割り切り上手な武田を見習ったらと提案するが……。恋人とも、友人とも、家族とも違う。それでも君の隣にいたい。自分たちだけの関係を模索しながら生きる人々の日々を綴った物語。【全33ページ】
煙たい話 27
テスト勉強の息抜きに、環と映画館を見にきた梨々子。その帰り、お昼ごはんを買いに出ていた有田と出会う。初対面ながら、お花屋さんトークで盛り上がる環と有田。その様子を見ていた梨々子は、ふと、学園祭で有田と武田を見かけたことを思い出す。そこで、有田に学園祭に来ていたかを訊ねると……。恋人とも、友人とも、家族とも違う。それでも君の隣にいたい。自分たちだけの関係を模索しながら生きる人々の日々を綴った物語。【全32ページ】
煙たい話 28
装花のお仕事が無事に終わった有田と龍二。会場を後にしようとすると、大学の同期生だった樺島に有田はばったり再会する。どうやらカメラマンとして新郎新婦の撮影に来たらしい。挙式の準備が整うまで二人は近況報告に花を咲かせる。と、そこで有田は樺島から結婚の予定を訊かれるが……。恋人とも、友人とも、家族とも違う。それでも君の隣にいたい。自分たちだけの関係を模索しながら生きる人々の日々を綴った物語。【全31ページ】
煙たい話 29
クリスマス当日。約束通り楽しい日にしようと、武田はケーキを買って帰る。足取りも軽くマンションの階段を駆け上がると、家の玄関先には同じくちょうど帰ってきた有田が。しかしその手には見覚えのある箱があり……。恋人とも、友人とも、家族とも違う。それでも君の隣にいたい。自分たちだけの関係を模索しながら生きる人々の日々を綴った物語。【全33ページ】
煙たい話 30
武田が実家に帰省することになり、一人で元旦を迎えることになった有田。目を覚ますと、既に日も高く、家の中は静まり返っている。そこに母から着信が入って……。恋人とも、友人とも、家族とも違う。それでも君の隣にいたい。自分たちだけの関係を模索しながら生きる人々の日々を綴った物語。【全33ページ】
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