わたしはだんだんわたしになる うまく話せない子どもの頭の中

言語化できなくても子どもはたくさんの思いを抱えている。言葉や会話にまつわる6編の短編漫画を収録

共感覚が災いしてうまく話せなくなっていた「うまく話せない子どもの頭の中」
親の言うことを聞かないのではなくて言い回しを探していた「言語化への執着」
指示の欠落を自分で補って間違いにつながる「指示が伝わらない子どもの頭の中」
死んだ人は雲の上にいる。母親の言葉を信じた私は…「いちばん古い記憶」
ドの場所がわかる子になりたかった「ドの場所がわからない子」
父の日のプレゼントを紙粘土で作り、色塗りする日に熱を出し幼稚園を休んだ私に待ち受けていたのは…「幼稚園の先生のウソ」

（※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています）

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• 4

  みいさん

  2021-12-24
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  読んでいて自分の子供の頃を思い出し胸が痛くなりました。作者さんは周囲の大人の言動(とそこから受けたダメージ)をよく覚えているのですが、同時に幼児期の自分の感覚や感情も大切に持ち続けていて、その傷つき損なわれた自分をケアしています。その作業はとても丁寧で優しいです。長い時間がかかってもいつかこの方がご自身が望む「わたし」になれればいいなと願います。

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• 4

  はらぺこなコピー機さん

  2021-08-08
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  子供の頃の世界の言語化が的確で、かつ物語としてもとても美しい。失われてしまった時間でもこんな風に読ませることでどこか救われている気がする。

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