星を追う子ども アガルタの少年

シュンが地上で最期を迎える以前のシンとの生活も含めて描かれてますが、原作の世界観から大幅にズレているように感じます。２人とも、原作にはある男らしさや、葛藤、「生」に対しての執着のようなものが描かれておらず、隠居した年寄り夫婦の生活のような描かれ方をしていて、すごくモヤモヤします。原作のシンは、勇敢で、何度倒れても、迷いながらも前を向き、立ち上がり、歩み出す、まさに「戦士」という言葉がしっくりくる人物だったのですが、この漫画のシンは、頼りなさ過ぎ、うじうじしてるし、大丈夫？同一人物？と首を捻ってしまいました。チケットももったいないけれど、この作品をこのような描き方しかできなかったことのほうが残念です。テーマも人物像もこれ以上ない位しっかり原作に描かれているのに、漫画化にあたりそれらを省いてまで伝えたかったこちらの作品のテーマは何でしょう？漫画家さん、辛口でごめんなさい。

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