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おぼろ十忍帖
配信日：2017/07/13
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伊賀忍者には、上忍、中忍、下忍の三階級があった。下忍は上、中忍の家の手飼いとなり、平常は農耕に勤しみ、あるじの出動の際には同行して手足となる。また単独に行動を命じられる場合もあるが、これの謝礼金等はみな上忍のものとされていた。
下忍のイタギはあるじである多十郎の命の支えとなり里へ戻ってきたが、下忍の宿命から、感謝もされず傷も癒やされず、手柄もすべて多十郎のもの……。多十郎の許嫁のくノ一・おぼろはそんなイタギをかばうが、そのためにかえってイタギは多十郎から凄絶な仕打ちを受けることに……。
（※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています）
レビューPICK UP
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かっちゃんさん
5
2019-08-18 -
きよさん
5
2018-10-05
小島剛夕さんの絵が好きで購入しました。この方の漫画はエロティック描写が多いイメージを持っていましたが、こちらの作品集は、あからさまなシーンはなくほのかな描写で、どれも綺麗で純情な物語でした。おぼろという同名で別人のくの一が主人公の、それぞれ独立した物語の短編集です。くの一なので悲恋が多いですが、ラストに希望の持てるお話もあります。カラーイラストのギャラリーはとても綺麗で素晴らしいです。読めて良かったです。一話一話は短めなのですが、繰り返し読みたい作品集なので、無期限レンタルにしました。
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keyさん
4
2019-09-27忍びの切ない愛今の世の中には少なくなったと思うのは私だけか？
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グレスチャンさん
3
2024-04-20忍びの非情な世界が描かれていて、特に「掟」では女ボスが、自分が掟を破り、仲間の少年に殺される場面は哀しかった。忍びも人間、情けは捨てられるものではないかも。
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2017-12-27
基本的に忍びはエゴイストで、仇討ちはしない。しかし…。相互に関わりのない十の物語に一人ずつおぼろという名の女忍者が登場します。第一話のヒロインの行動が鮮烈で、一番印象に残りました。
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どの話も大当たりです。特に最後の話は、この手には珍しく、ひたむきな純愛が実る美しいものでした。キャラクター全員が立っていて、このままドラマ化できそうな勢いです。1チケでここまで楽しめて、流石のクオリティでした。