花マル伝 5
夜中、合宿を抜け出して永野の家を訪れた花マル。そして、永野が合宿に参加しなかった理由がわかった。永野の両親が離婚することになったのだ。永野の部屋で二人きりで話をするが、気持ちが混乱している永野から「花田君の正直な素直さが好かん!」と言われ、ショックを受ける。その夜、花マルはビールを飲み、酔っぱらったまま合宿に戻った。【全216ページ】
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【全19巻】完結
花マル伝
桜ヶ丘中学に入学した主人公・花田徹丸(花マル)。あこがれの同級生永野が上級生にからまれるが何もできない。同じクラスの木元旭が上級生を柔道技で投げ飛ばすのをただ唖然と見ているだけだった。木元は運動神経抜群、成績優秀、おまけにハンサム。花マルはそんな木元を、自分の捜し求めていたライバルと思いこみ、彼の入部した柔道部に入る。桜ヶ丘中の柔道部は全国制覇を狙うほどの実力を持ち、柔道をやったことのない花マルには厳しい練習が待っていた。
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)
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みんなの感想
花マル伝 1
桜ヶ丘中学に入学した主人公・花田徹丸(花マル)。あこがれの同級生永野が上級生にからまれるが何もできない。同じクラスの木元旭が上級生を柔道技で投げ飛ばすのをただ唖然と見ているだけだった。木元は運動神経抜群、成績優秀、おまけにハンサム。花マルはそんな木元を、自分の捜し求めていたライバルと思いこみ、彼の入部した柔道部に入る。桜ヶ丘中の柔道部は全国制覇を狙うほどの実力を持ち、柔道をやったことのない花マルには厳しい練習が待っていた。【全220ページ】
花マル伝 2
柔道部に入り日々練習に明け暮れる花マル。あこがれの女の子・永野がライバル・木元のことを好きだと言っているのを聞いてしまいショックを受ける。乱取りで木元に食らいつくが全く相手にならない。少しずつ力を付けてきた花マルは5人しか枠のない新人戦のレギュラーを勝ち取った。一回戦の相手は優勝候補の皇南中。花マルは少年柔道杯で木元と引き分けたという、見るからに不気味な鳴海と対戦する。初めての公式試合で緊張する花マルに勝ち目はあるのか?【全218ページ】
花マル伝 3
新人戦一回戦、優勝候補の皇南中の試合は1勝2敗で花マルの副将戦にまわってきた。花マルが負けると桜丘中は負けてしまう。しかし強敵・鳴海を前に花マルはあがりまくっていた。試合が始まると、実力ではかなわないが気力では上回っていて、接戦を繰り広げる。が、最後は「片羽締め」という締め技を受け気絶して終わる。新人戦で一回戦負けをした桜丘中柔道部はOB・鬼塚に猛特訓を受けることに。鬼塚に一本背負いを必殺技にするように言われ、新人戦の悔しさをバネにめきめきと成長する花マル。夏休み前、市内の強豪・天保中と練習試合を行うことになった。【全218ページ】
花マル伝 4
天保中との練習試合が始まるなり、花マルは3人立て続けに一本背負いで勝つ。鬼塚の特訓で、自分でも信じられない程成長していたのだ。夏休みに入り、3年生は全国大会出場を決めた。一方花マルたちには柔道漬けの日々が待っていた。その中でも合同合宿は地獄の特訓と言われるほど厳しいものだった。その合同合宿にテニス部に所属しているはずの永野の姿がなかった。気になった花マルは、夜中合宿を抜け出し永野に会いに行った。【全206ページ】
花マル伝 5
夜中、合宿を抜け出して永野の家を訪れた花マル。そして、永野が合宿に参加しなかった理由がわかった。永野の両親が離婚することになったのだ。永野の部屋で二人きりで話をするが、気持ちが混乱している永野から「花田君の正直な素直さが好かん!」と言われ、ショックを受ける。その夜、花マルはビールを飲み、酔っぱらったまま合宿に戻った。【全216ページ】
花マル伝 6
無断で合宿を抜け出した花マルに、先輩達のしごきが始まった。そして、最後は木元との乱取りになる。永野のことでムキになる花マルは接戦を繰り広げ、ついに木元から一本取る。全国大会では3年生が団体戦でベスト4、個人戦では大将・斉郷キャプテンが優勝を遂げる。3年生が引退し、新キャプテンに普段あまり目立たない稲葉が選ばれた。【全208ページ】
花マル伝 7
花マルの桜丘Bチームは大将の木元にまわる前に負けが決まってしまう。続く決勝戦では桜丘Aチームも負け、栗原中が優勝する。数日後、永野が引っ越し、花マルの初恋は終わった。4月、2年になった花マルたち。木元、杉矢とまた同じクラスになった。柔道部に新1年生が入ってくる。これまで練習試合でも一度も勝ったことのない杉矢。小学校時代いじめられていた後輩達が桜丘中に入学してきた。花マルはいじめられてばかりの杉矢をどうにかするため、次の練習試合で勝って自信を持たせようとする。杉矢も勝つことを約束する。いじめられてきた後輩や小さな妹、弟が見る中試合が始まった。【全204ページ】
花マル伝 8
練習試合で杉矢は初勝利をおさめる。もう今までのいじめられっこの杉矢ではなくなった。柔道がおもしろくてたまらない花マルは、部活の帰りも木元の家の道場で練習をし、木元と共にめきめきと成長していた。夏の大会の地区予選がもうすぐ始まろうとしていた。団体戦は順当に3年生4人と2年生の木元が選ばれたが、個人戦55kg級のレギュラーになんと花マルが選ばれた。地区大会が始まり、桜丘中は団体戦で優勝した。続く個人戦、花マルの出番だ。花マルは3回戦までオール一本背負いで勝ち進む。【全204ページ】
花マル伝 9
地区大会個人戦55kg級4回戦の相手は以前練習試合で背負い投げ対決をした天保中の森だった。打倒花マルで1年間燃えてきた森。お互い譲らない勝負で時間切れ判定へ。2対1で花マルの勝利となった。78kg超級の段田、65kg級の木元と共に決勝に残った花マル。花マルの相手は皇南中の鳴海だ。数え切れないほどの有効をとられピンチにたたされるが土壇場で一本、初優勝を決める。全国大会を前に、山咲に呼び出される花マル。全国大会に向けてお守りをくれた。恋の予感・・・・?【全206ページ】
花マル伝 10
全国大会が開幕した。桜丘中は団体戦ではベスト16にとどまった。最終日は個人戦、花マルの出番だ。予選ブロックで2人と対戦し勝てば本戦に出場できる。花マルは3年生・長谷川に一本背負いで勝つ。もう1人の相手は矢坂中の尾崎。尾崎は花マルよりも自意識過剰がひどいヤツだ。尾崎との試合は会場全員の目を引きつけるほど白熱したものだった。時間ぎりぎり一本背負いを決める花マル。しかし試合終了と同時だったので認められず、「有効」一つ上回っている尾崎の勝ちとなった。決勝トーナメントには出場できなかったがさらに柔道のおもしろさを知った花マルだった。木元は決勝トーナメント準決勝で敗れ、花マル達の全国大会は幕を閉じた。同時に稲葉たち3年生は引退し、次期キャプテンが発表された。新キャプテンに選ばれたのは木元ではなく、なんと花マルだった。【全216ページ】
花マル伝 11
キャプテンになった花マルだが、2年間一緒にやってきた東は転校し、前野は受験勉強のため柔道部をやめていき、夏の大会のレギュラーに頭を悩ます。4月、新1年生が入部してきた。その中に、実力はあるが先輩に対して生意気な口のきき方をする国生もいた。レギュラーの5人目は、3年生だがおとなしくいまいちパッとしない加藤か、1年生の国生か。加藤は国生ではなく自分に勝つため、部活の後も木元の家の道場で練習を始める。そして、ついにレギュラーを決める試合の日が来た。【全206ページ】
花マル伝 12
加藤と国生はすばらしい勝負をし、部員全員が見守る中国生が一本背負いで勝つ。レギュラーは国生になったが互角の戦いをした加藤も準レギュラーとしていつでも試合に出る準備をしておくように花マルに言われた。団体戦は先鋒・国生、次鋒・花マル、中堅・宮田、副将・木元、大将・石井、個人戦は加藤、花マル、木元、宮田がレギュラーに決まった。こうして、花マルたち最後の夏が始まった。地区大会団体戦、花マル率いる桜丘中は決勝戦まで5人とも負けなしで突き進む。決勝の相手は皇南中。しかしメンバーに鳴海の名前はなかった。5対0で快勝し、団体戦で優勝。続く個人戦も決勝まで順調に勝ち進む花マル。決勝の相手は皇南中・鳴海だ。【全206ページ】
花マル伝 13
個人戦のために団体戦には出場せず体力温存した鳴海。花マルの実力+気力の柔道を嫌い、力・技・才能のみを信じるが、花マルの前にえらくあっさり負けてしまう。木元に励まされ泣き崩れる。花マルたちは全国大会に向けて特訓し、万全の状態に。ついに始まった全国大会。団体戦予選リーグ一試合目、国生は一本勝ち、続く花マルは十分過ぎる気合いが空回り、一本負けする。宮田も花マルと同じように負ける。木元は危なげなく勝ち、勝負は大将戦の石井にかかっているが石井も苦戦する。【全212ページ】
花マル伝 14
全国大会団体戦予選リーグ一試合目は大将戦まで勝敗が持ち越された。石井は何とか引き分け桜丘中は勝つ。加治先生はうぬぼれ柔道で負けた花マルたちに「魔物は自分(おのれ)の気持ち(うち)にいると知れ」と戒める。予選リーグ二回戦目、国生は引き分け、続く花マルはまたもや一本負けする。宮田、石井は調子を戻し、残る3人は一本勝ち、桜丘中は予選リーグを突破した。決勝トーナメントが始まるが花マルはどつぼにはまったままだ。一回戦は優勝候補の一角、山沖率いる中杉中だ。野生の男・山沖と対戦する花マル。組んだだけで今までの誰とも比べものにならないほど強いと感じる。その山沖に“超背負い”で勝ち、完全復活する。【全208ページ】
花マル伝 15
全国大会団体戦準々決勝、相手は神礼内中。飯島が「クール・サラブレッド」なら花マルは「ホット・アドレナリン」だ。飯島は花マルの得意技・一本背負いをわざと受け、一本にならないことを確かめさせてジワジワとプレッシャーをかけていく作戦に出る。しかし花マルは飯島がきれいな耳をしていることから寝技が苦手なことに気づき、押さえ込みで一本取る。勢いに乗った桜丘中は4‐0でベスト4進出を決める。準決勝は超ヘビー級軍団・天堂中との対戦だ。先鋒の国生と相手との体重差は47kg。途中足を捻挫するが、花マルのアドバイスで一本勝ち。国生は完全燃焼する。続く花マルは背負い投げを予告、50kg近い体重差の相手をみごと一本背負い。その後3人も一本勝ちし、桜丘中は決勝進出を決める。もう一方の準決勝、優勝候補・国学舎中と片桐のいる栗原中は国学舎中が圧勝した。【全212ページ】
花マル伝 16
全国大会団体戦決勝戦。花マルの相手は「ザ・パーフェクト」と呼ばれる男・氷室。はじめの一分、花マルは全く技をかけさせてもらえない。そんな中、花マルは最大のライバル木元に勝った一年生の夏を思い出す。攻めて攻めて攻めまくる花マル。ついに氷室の「ザ・パーフェクト」が崩れる。花マルが「技あり」を取ったのだ。あり得ないことが起こったため精神状態が普通ではなくなった氷室に裏投げをくらい花マルは負けてしまった。しかし花マルの闘志に刺激され、宮田は引き分ける。続く木元は氷室と並ぶ無敗の荒法師・亀山との対戦だ。押され気味の木元だが、「天才・木元」を信じる花マルの声援に応えることはできるのか?【全206ページ】
花マル伝 17
木元が亀山に勝ち、逆転に望みをつないだ桜丘。命運をかけて始まった石井の大将戦。勝って代表戦に持ち込みたいところだが、石井は試合中にまぶたを切り、肩を脱臼してしまう。敵方に石井の脱臼を知られてしまった桜丘は惜しくも負けてしまい、団体戦準優勝となる。花マルたちは団体戦での悔しさを胸に、個人戦で奮起を誓う。【全210ページ】
花マル伝 18
個人戦決勝に勝ち上がった花マルと木元。そして、花マル対麻部中の不破の65Kg級決勝戦が始まった。日本一強い男になるため、花マルの気合も十分。しかし、試合中に右ひざを痛めた花マルは急に動きがにぶくなってしまう。残り時間が少なくなり、不破の勝利がほぼ決定したかと思われたとき、花マルの背負いが決まった!【全206ページ】
花マル伝 19
中学柔道選手権全国大会78kg級決勝。すでに65kg級の優勝を決めた花マルの見守るなか、木元は氷室(国学舎)の前に屈し、惜しくも準優勝に終わる。あの木元が負けた。その惨めな姿は、花マルはじめ誰も想像していないものだった。そして、全国大会も終了し、全国大会のライバルたちが次々と進路を決めていくなか、花マルと木元は…!?花の中坊・花マルの真剣青春勝負ついに完結!!【全206ページ】
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