かってに改蔵 1
幼なじみの羽美に公園の遊戯施設から突き飛ばされた事故以来、思い込みの激しい性格になってしまった勝改蔵。高校生となっても、そのエキセントリックな性格は治るどころか、ますますひどくなるばかり。そんな、ある日。勝改蔵が通う虎馬高校科学部の部員が運んでいた人体模型が窓から改蔵に向かって落ちてきた!この事故で人体模型に頭を直撃された改蔵は気を失い、科学部の部室に運び込まれる。いつまで経っても目を覚まさない改蔵を目覚めさせようと、部長のすずは低周波治療器を乳首に取り付け電気ショックを与えた!そのショックで飛び起きた改蔵は、白衣を着た部長のスズや部室にある薬品を見て、自分が改造人間にされたのだと勝手に思い込むのだった!!【全192ページ】
この作品の他の巻
【全26巻】完結
かってに改蔵
幼なじみの羽美に公園の遊戯施設から突き飛ばされた事故以来、思い込みの激しい性格になってしまった勝改蔵。高校生となっても、そのエキセントリックな性格は治るどころか、ますますひどくなるばかり。そんな、ある日。勝改蔵が通う虎馬高校科学部の部員が運んでいた人体模型が窓から改蔵に向かって落ちてきた!この事故で人体模型に頭を直撃された改蔵は気を失い、科学部の部室に運び込まれる。いつまで経っても目を覚まさない改蔵を目覚めさせようと、部長のすずは低周波治療器を乳首に取り付け電気ショックを与えた!そのショックで飛び起きた改蔵は、白衣を着た部長のスズや部室にある薬品を見て、自分が改造人間にされたのだと勝手に思い込むのだった!!
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)
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かってに改蔵 1
幼なじみの羽美に公園の遊戯施設から突き飛ばされた事故以来、思い込みの激しい性格になってしまった勝改蔵。高校生となっても、そのエキセントリックな性格は治るどころか、ますますひどくなるばかり。そんな、ある日。勝改蔵が通う虎馬高校科学部の部員が運んでいた人体模型が窓から改蔵に向かって落ちてきた!この事故で人体模型に頭を直撃された改蔵は気を失い、科学部の部室に運び込まれる。いつまで経っても目を覚まさない改蔵を目覚めさせようと、部長のすずは低周波治療器を乳首に取り付け電気ショックを与えた!そのショックで飛び起きた改蔵は、白衣を着た部長のスズや部室にある薬品を見て、自分が改造人間にされたのだと勝手に思い込むのだった!!【全192ページ】
かってに改蔵 2
「オフィスラブがしたいんです!!」科特部の部室に来るなり叫ぶ改蔵だったが、いつものように羽美は全然相手にしない。そこへ「わかるぞ、勝くん!!」と言うなり、感動のあまり涙を流す人物が登場する。ナント、それは校長のヨシダだった。教師歴30余年のヨシダ校長は、常にオフィスラブをしたいと願っていたのだという。「校長なんて呼ばれるより、一度でいいから課長と呼ばれてみたいー!!」そんなかわいそうな校長に改蔵は「課長。」とささやく。その気になったヨシダ校長は部員に“オフィス行為以外禁止”を言い渡す。こうして科特部は、なぜか仮装オフィスと化すのだった……【全194ページ】
かってに改蔵 3
『タイタニック』配収新記録の記事を読み、「映画は儲かる」と、改蔵たちは映画のアイデアを出し合う。スペクタクル、ラブロマンスと意見が真っ二つになり、結局そのどちらでもあるタイタニックっぽいものを撮ることに。だが科学部の面々は、あの大ヒット作品をだれも見ていない。いいかげんなまま、とりあえず撮影を始めてみたものの、人手不足。そこへ、幻の名作『山田丸』の監督、巨匠アキラが現れる。【全184ページ】
かってに改蔵 4
ついにライバル登場!!と言っても改蔵のではなく、博士こと「すず」のなのだ。彼女の名は「ジュン」。かつて日本橋のジュン、アキバのすずと呼ばれ、電脳少年たちのアイドルだった2人。デュオを組んで発売した「恋はLSD」はインディーズながら驚異的なヒットとなり、直後にメジャーデビューが決定、彼氏と別れて全財産はたいて上京したジュンは、すずの「あきたんでやめます」との一言で全てを失ってしまったのだ。そして復讐するために、わざわざ転校してきたが…【全192ページ】
かってに改蔵 5
近辺の駄菓子屋で、悪質な犯罪“大人買い”が続発する。“大人買い”とは、お金を持っている大人が、経済力をひけらかすように駄菓子屋の品をいっぺんに買い占め、子供たちから駄菓子屋に通う楽しみを奪ってしまうという、卑劣な行為のことだ。怒りに燃える改蔵らは、その犯人探しに乗りだす。が、真犯人は意外と近くにいて……!?【全190ページ】
かってに改蔵 6
「とらうま動物園」を訪れた改蔵は、パンダを見て「かわいいっ」と喜ぶ羽美らに「見た目にだまされるな!白くまや黒くまと同じように恐ろしいのだ!」と警鐘を鳴らす。中国では毎年何人もの人が野パンダに襲われているというのだ(本当の話らしい。パンダは肉食目)。すると、その話を聞いていた男が、「凶暴、カギつめ、肉食…」とつぶやきながらうっとりパンダを見つめ始めた。改蔵が何をしているのかとたずねたところじつは3度のめしより「“意外性”が好きな人間」なのだという…。【全183ページ】
かってに改蔵 7
うっとりと白紙を見つめる改蔵。いや、それは改蔵に言わせればただの白紙ではない。この白紙こそは、縦1に対し、横が1.6189339…の黄金比でできている、数学界で最も美しいとされている長方形なのだ。その美しき長方形を眺めながら改蔵が癒されていた頃、元天才塾数学講師・じん先生が、生涯のテーマである「世の中の全てのものを、正しい黄金比に」を実行すべく活動を開始していた!!【全182ページ】
かってに改蔵 8
Y2K・2000年問題を前にして、改蔵は焦っていた。改造人間である(と思い込んでいる)自らの誤作動で、世間に迷惑をかけやしないかと!天才塾でも対応マニュアルを配付し、注意を呼びかけている。それによると「2000年になると、全ての人の体内時計がリセットされ、一年生になってしまう」というのだが、その内容は一体…!?【全182ページ】
かってに改蔵 9
社会には社会のルールがあるように、自分には自分のルールがある。それが「自分ルール」!たとえば「プールに入った日は、お風呂に入らなくてもOK」、「横断歩道は必ず白い所を歩く」、「落とした食べ物は5秒以内ならセーフ」などなど…。改蔵は自分の周囲の人々の「自分ルール」の調査を始める。【全185ページ】
かってに改蔵 10
子供の頃、改蔵は羽美に「大人の時間の秘密を知りたくない?」と話をもちかけられた。子供が大人の時間に起きていると恐ろしいことが起こると信じていた改蔵はこの話を断るが、羽美に強行に大人の時間に連れて行かされる。そこで大人の時間の秘密を守る警察官と出会った2人は…!?【全182ページ】
かってに改蔵 11
夏の朝。今日は大事な試合の日。海辺にある改蔵の家では、今朝も一緒に暮らす許嫁(いいなずけ)のすずが改蔵を起こしていた。そんなすずを見て「あらあら、まるで世話焼き女房ね」とひやかす、すずの姉。そのナイスボディーっぷりに改蔵は朝っぱらから鼻血がタラーッ……。というのはぜ〜〜んぶ嘘!連載時、巻頭カラーで、しかもその週『コナン』がお休みだったため、登場人物一同舞い上がり、一気に読者の人気をかっさらおうと「許嫁」「女人いっぱい」「ひとつ屋根の下」「おっぱいポロン」という人気取りのキーワードをてんこ盛りにしてしまったのだ。改蔵とすずは一緒に暮らしてなんかないし、許嫁でもない。もちろん試合なんてないし、とらうま町は海に1ミリたりとも面していない。そんなわけで、今回のテーマは「人に気に入られたくて自分を曲げたことありますか?」だ!【全186ページ】
かってに改蔵 12
御歳暮の時期、社長は怒っていた。毎年毎年「つまらないものですが」と色々な品が送られてくるが、それはサラダ油、コーヒー、ハム、缶詰、ビール等々、実際には使えるものばかり。本当につまらないものがほしいと駄々をこねる社長に、すずが究極の「つまらない者」を届ける…【全182ページ】
かってに改蔵 13
引っ越しシーズンたけなわの春3月。新しい環境、新しい生活の中で、過去の自分を捨てようという人も多い。羽美もその一人。いつの間にか「田中陽子」という女子大生にキャラを変え、自分フルモデルチェンジをしていたのだ。だが、簡単に自分のキャラを変えられると思ったら大間違い。そのためには、まず行かなければならない場所があるのだ。その場所とは「ダァマの神殿」。キャラを変えるためには、そこでお願いをしなくてはいけない。改造は羽美をその神殿へ連れていく。【全183ページ】
かってに改蔵 14
しがらみハリウッド前交番に、改蔵、羽美、地丹が道をたずねにきた。だが各自が聞いたのは、改蔵「まんが道」、羽美「人の道」、地丹「男道」。交番の警官は当然答えられない。がっかりする改蔵に、すずがどんな道にも対応するカーナビを渡した。改蔵はそのカーナビで早速「まんが道」を探しはじめる。すると〜…!?【全182ページ】
かってに改蔵 15
羽美が大きなカバンを持ってバスを待っていた。カバンの中には北海道のガイドブックに青春18キップ。そう、羽美は「自分探しの旅」に出ようとしていたのだ。改蔵は「自分探しの旅といえば聞こえはいいが、その大半は現実逃避、もしくはただの失踪」と喝破。羽美に“自分探しのプロ”である私立探偵・自分寺三郎を紹介する。だが結局北海道に行ってしまった羽美は…!?【全182ページ】
かってに改蔵 16
とらうま町が「偶然禁止モデル地区」に指定された。今後、町内での偶然は一切禁止される。宝くじは絶対に当たらない。競馬は一番人気の馬が必ず勝つ。『タッチ』の達也は偶然双子なんてことはなく一人っ子で、偶然野球に出会うこともなく、サラリーマンとして現実的な人生を送っていくというように改定されている。ところが、この地区にもやっぱり偶然はあった。それは何かというと…!?【全182ページ】
かってに改蔵 17
三角関係のもつれから、改蔵を石で撲殺してしまった(?)羽美。一人残された羽美は、「残され島」に連れていかれる。そこには、いろいろなことに取り残されてしまった人や物が大量にあった。そしてその中には、子供の頃から現在までの、各時代の羽美が……【全184ページ】
かってに改蔵 18
怪事件の調査に行った警察のチームが、街はずれの洋館で音信を断った。真相を探るべく、なぜか科特部の面々が現場に向かう。その洋館は「強迫観念の館」。中に入ると、そこには強迫観念にとりつかれた人たちが、虚ろな目をしてさまよっていた…【全184ページ】
かってに改蔵 19
ディスカウントショップ「ぜにうしない」にやってきた改蔵と羽美。そこで改蔵は店員に「プライドの安売りはしてないのかなあ」と、例によって挑発。そしてその店員と“プライドの安売り街”に向かう。そこにはプライドを捨てた店や物や人の数々が…。さらには“プライドの安売り王”と呼ばれる人物も…!?【全185ページ】
かってに改蔵 20
改蔵が「理論上可能なこと」について語りだした。例えば片方の足が沈む前にもう片方の足を前に出せば、理論上水の上を歩くことは可能。ヨーカンを半分食べて、さらにその半分を食べて、さらにさらにその半分を食べて…そうすれば理論上永久に食べられるはず。科特部である以上、ものごとすべて理論的に考えなければならないと主張する改蔵は、羽美、すず、地丹を連れて「もくさん数学研究所」を訪れ、その研究所の博士と理論上可能なことを追求していく。【全185ページ】
かってに改蔵 21
虎馬高で次々に異変が起こりだした。床が抜け、窓枠が外れ、水道が破裂。校舎の周りは草ボウボウになり、遂には化け物が乱入してきた。これらは今まで山田さんがこまめに修理や草取りをしたり、化け物を水際でくい止めていたから起こらなかったこと。ところが彼女が中退してしまった今、一気に問題が山積してしまったのだ。困り果てる虎馬高の面々。するとそこに颯爽と山田さんの姿が…!!【全185ページ】
かってに改蔵 22
今話のテーマは“仮”。4月、新入生と勘違いされ、仮入部の誘いを受けた羽美。ちやほやされることに味を占めた羽美は、科特部も仮入部にしてほしいと言いだした。そう、4月のこの時期は、ありとあらゆる仮行為が許される“おためし期間”なのだ…。【全185ページ】
かってに改蔵 23
今話のテーマは“天使の分け前(エンジェルズシェア)”。それはウイスキーを熟成させる過程で、年に2〜3%ずつ樽の中身が揮発することを粋に呼んだ言葉。改蔵の財布の中身が、そんなに使った記憶がないのにどんどん減っていくのも、たぶん天使が持っていったのだろう…。【全187ページ】
かってに改蔵 24
目的の対象に直接パスせずに、近くにいる味方に一旦当てて、やさしいボールを供給するためにサッカーで使われるテクニック・ポストプレーにかけて、日常に潜むダメポストプレーを暴く!!口うるさい妻に夫が!遅筆の作家に編集者が!直接いえない一言は、いったいどこにぶつけられるのか!?【全186ページ】
かってに改蔵 25
街で出会った自称・不思議ちゃんの一言、「私ってよく変わってるって言われるんですぅ」に腹を立てた改蔵。本当の不思議ちゃんを見せてやるといって、彼女を羽美のところに連れて行く。そこには自分が普通であることを必死にアピールする羽美がいたが、彼女はご近所ではすでに「不思議ちゃん」を通り越し、「不思議さん」と呼ばれる格上(?)の存在であった…【全201ページ】
かってに改蔵 26
これからは悪の限りをつくす「ダークヒーロー」になることに決めたという改蔵。シャツを裏っ返しにして脱ぎ散らかす、牛乳パックをひし型に開ける、映画館のひじかけを両方使う…など今日犯してきた悪行三昧を披露する改蔵。そして、百貨店に「アウトローグッズ」を買いに行って出会ったインストラクターは…!?衝撃の最終巻!!【全215ページ】
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